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J-GLOBAL ID：201802255336351416   整理番号：18A1499648

日本国内における帯水層蓄熱普及に向けた社会システム調査

Investigation of the social system to promote the ATES system in Japan

著者 (6件)： 桂木聖彦 (日本地下水開発) ,  藤井光 (秋田大 大学院国際資源学研究科) ,  黒沼覚 (日本地下水開発) ,  井上純 (日本地下水開発) ,  山谷睦 (日本地下水開発) ,  沼澤喜一 (日本地下水開発)
資料名： 日本地熱学会誌  (Journal of the Geothermal Research Society of Japan)
巻： 40  号： 3  ページ： 193-206  発行年： 2018年07月25日 
JST資料番号： F0489B  ISSN： 0388-6735  CODEN： NCGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 帯水層蓄熱(ATES)を用いた地下水ヒートポンプによる空調システムは,二酸化炭素排出量と節約エネルギーを低減するために非常に効果的であることが知られている。ATESシステムを構築するためには,揚水と再充填井戸を掘削しなければならないが,日本社会の高経済成長期間中の地下水の過剰揚水による地盤沈下を防止するためには,特に都市域において,国と地方自治体は厳しい規制を行っている。本研究では,地下水を使用する法的規制のような社会システムを,日本の人口地域におけるATESシステムの適用性を調査するために焦点を当てた。調査の結果,ATESが導入されたとき,すべての家庭の半分以上が社会システムによって制限される。制限された地域は主に日本の3つの主要な都市域周辺に集中している。ATESの導入を促進するために,これらの社会システムの適合性を最初に調査しなければならない。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *帯水層 ,  *ヒートポンプ ,  *地中蓄熱 ,  地下水 ,  エネルギー ,  法規制 ,  社会システム ,  地中熱 ,  熱エネルギー

分類 (2件)： 地熱エネルギー  (LB03040B) ,  ヒートポンプ  (PC03020M)

引用文献 (10件)：

• 大東憲二(2015) 濃尾平野の地盤沈下対策と地下水管理の現状,地下水学会誌,57,9 〜17.
• Katsuragi, M., Fuji, H., Inoue, J., Kuronuma, S., Yamaya, M. (2018) Investigation of Efficient Heat Storage of Aquifer Thermal Energy Storage System by Numerical Simulation. J. Geotherm. Res. Soc. Japan, 40, 97-108.
• 宮崎淳(2015) 水循環基本法における地下水管理の法理論- 地下水の法的性質をめぐって-,地下水学会誌,57,63 〜72.
• 三好規正(2016) 地下水の法的性質と保全法制のあり方〜「地下水保全法」の制定に向けた課題〜,地下水学会誌,58,207 〜216.
• 守田優(2013) 水循環の健全化と地下水管理について,地下水学会誌,55,173 〜179.

タイトルに関連する用語 (5件)： 日本 ,  帯水層蓄熱 ,  普及 ,  社会システム ,  調査