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J-GLOBAL ID:201802255961293412   整理番号:18A0798019

老化促進マウスp10(SAMP10)の肝臓における老化による抗酸化機能の変化の機構の解明【JST・京大機械翻訳】

Elucidation of the mechanism of changes in the antioxidant function with the aging in the liver of the senescence-accelerated mouse P10 (SAMP10)
著者 (12件):
資料名:
巻: 106  ページ: 46-53  発行年: 2018年 
JST資料番号: T0267A  ISSN: 0531-5565  CODEN: EXGEAB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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老化促進マウスは,老化の様々な障害と徴候を示すことが知られているが,この過程に関与する特異的な機構はまだ不明である。本研究では,ウェスタンブロット分析を用いて,3および12か月齢のSAMP10およびSAMR1マウスの肝臓における抗酸化酵素の発現レベル,これらの酵素の発現調節に関与する転写因子およびミトコンドリア蛋白質を調べた。DNAに対する酸化損傷の量を調べるために,これらのマウスの肝臓における8-OHdGのレベルを測定した。3か月齢において,カタラーゼ,Mn-SOD,GPx,UQCRC2およびCOXIVのレベルは,SAMR1マウスにおけるそれと比較して,SAMP10マウスにおいて有意に上方制御された。しかし,NDUFS3レベルはこの若い年齢で有意に異ならなかった。対照的に,カタラーゼの発現レベルは有意に低く,リン酸化FoxO-1aとUQCRC2のレベルはSAMR1マウスと比較してSAMP10マウスで有意に高かった。しかしながら,12か月齢では,マウスの2群間で,Mn-SOD,GPx,総-FoxO-1a,COXIVおよびNDUFS3発現に有意差はなかった。肝臓における8-OHdGのレベルは,3カ月のSAMP10とSAMR1マウスにおけるそれらより12カ月のSAMP10マウスにおいて著しく高かった。これらの結果は,ミトコンドリアの数の増加または複合体IとIIIのレベル間のバランスにおける崩壊がROS量の増加をもたらし,3か月齢のSAMP10マウスの肝臓における抗酸化酵素の発現を誘導することを示唆する。若いSAMP10マウスは大量のROSを産生するが,ROSを分解する抗酸化酵素の適切なレベルを産生する;結果として,老化は若いSAMP10マウスでは起こらなかった。老化の重要な原因である過剰なROS生産に加えて,カタラーゼのレベルは,SAMR1マウスにおけるそれよりSAMP10において有意に低かった。これらの結果は,ROSの過剰発現とカタラーゼのレベルの減少が,老齢SAMP10マウスで観察された老化の加速をもたらすことを示唆した。さらに,リン酸化FoxO-1aのレベルは,SAMR1マウスのそれと比較してSAMP10で増加したが,FoxO-1aの総量は,古い年齢の2つの群の間で有意差がなかった。これらの結果は,FoxO-1aリン酸化の調節機構におけるいくつかの障害が異常なカタラーゼ発現の原因であり,老化に伴うカタラーゼのレベルの有意な減少がROSの代謝バランスに影響することを示唆する。従って,代謝されないROSはSAMP10マウスの老化促進に寄与する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
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神経の基礎医学  ,  中枢神経系  ,  食品の化学・栄養価  ,  老化と死 
タイトルに関連する用語 (4件):
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