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J-GLOBAL ID：201802256503308100   整理番号：18A1887048

リンゴ未熟果澱粉の理化学的特性

Physicochemical Characteristics of Unripe Apple Starches

著者 (5件)： 舘花春佳 (青森県保健大 健康科学) ,  栃木智博 (青森県保健大 健康科学) ,  乗鞍敏夫 (青森県保健大 健康科学) ,  今淳 (青森県保健大 健康科学) ,  井澤弘美 (青森県保健大 健康科学)
資料名： 日本食品科学工学会誌  (Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology)
巻： 65  号： 10  ページ： 478-482  発行年： 2018年10月15日 
JST資料番号： F0895A  ISSN： 1341-027X  CODEN： NSKKEF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リンゴ未熟果の加工食品における有効利用のために,リンゴ未熟果澱粉の理化学的特性を調べた。リンゴ未熟果澱粉は,他の作物の澱粉よりもアミロペクチン含量が少なく,粒径が小さかった。この結果は,リンゴ未熟果澱粉が糊化時に低粘度を有することを示唆した。また,リン含有量は他の作物澱粉よりも低く,低粘度に加えて水との分離が困難であることが示唆された。これらの結果は,リンゴ未熟果澱粉が,そのような理化学的特性が要求される加工食品に使用できることを示唆している。(著者抄録)

シソーラス用語： *リンゴ ,  成長異常 ,  *澱粉 ,  化学的性質 ,  農業廃棄物 ,  資源 ,  食品 ,  食品成分 ,  食品分析 ,  廃物利用 ,  練製品 ,  食品特性 ,  アミロペクチン ,  *糊化
準シソーラス用語： グリセミックインデックス ,  加工食品 ,  水産練り製品 ,  未熟 ,  未利用資源 ,  理化学的特性

分類 (4件)： 農業廃棄物の利用  (FB07050I) ,  果樹  (FC03042G) ,  食品の分析  (FJ01030U) ,  澱粉  (FJ05030W)

引用文献 (15件)：

• 1) Shoji, T. (2006). Application of apple polyphenols for food ingredient. Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology (Nippon Shokuhin Kagaku Kogaku Kaishi), 53, 159-164.(庄司俊彦著.リンゴポリフェノールの食品素材としての応用,日本食品科学工学会誌).
• 2) Asou, K., Matsuda, K., Iwanuma, T., and Goto, K. (1957). On the apple starch: studies on the utilization of apples (XV). Journal of Fermentation and Bioengineering (Nippon Hakkou Kougaku Kaishi), 35, 37-41(麻生 清,松田和雄,岩沼俊一,後藤邦夫.リンゴ澱粉について(リンゴの加工に関する研究 第15報),日本醗酵工学会誌).
• 3) 日本食品科学工学会 新・食品分析法編集委員会(2006).「新・食品分析法」,光琳,東京.
• 4) Fiske, C.H. and Subbarow, Y. (1925). The colorimetric determination of phosphorus. J. Biol. Chem., 66, 375-400.
• 5) 伊藤友美,長谷川信弘,山田哲也(2010).「加熱条件の違いによる各種澱粉の水分量と吸湿性の変化」,瀬木学園紀要.4, 60-64.

タイトルに関連する用語 (4件)： リンゴ ,  未熟 ,  澱粉 ,  理化学的特性