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J-GLOBAL ID：201802258777591259   整理番号：18A1011050

元素組成と安定同位体分析による農産物の産地と生産方法の信頼性

Authenticity of the Geographical Origin and Production Methods of Agricultural Products - Application of Element Composition and Stable Isotope Analyses -

著者 (2件)： NAKANO Akimasa (Institute of Vegetable and Floriculture Science, National Agriculture and Food Research Organization) ,  ZHAO Tiejun (Institute of Vegetable and Floriculture Science, National Agriculture and Food Research Organization)
資料名： JARQ  (JARQ)
巻： 52  号： 2  ページ： 105-113(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： Y0175A  ISSN： 0021-3551  CODEN： JARJA9  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 安定同位体を含む多元素分析は,食品安全性と安全性のための可能な指標として使用できる。地理的起源の認証のために,分析法を2つの方法で行うことができる。すなわち,多変量解析を用いて,Al,Ca,Cl,Mg,Mn,FeおよびZnのような全元素の濃度を決定し,Sr,OおよびHの安定同位体比のような特殊元素に焦点を合わせる。生産方法の認証のために,特に有機物に関するそれらのδ15N値は,植物工場(先進型温室園芸)におけるような保護栽培において,潜在的指標となり得る。これらの値の精度は生産条件により影響されるので,δ15N評価肥料,培地,水を用いた植物工場のような制御条件下では,生成物のδ15N値をより正確に予測できる。非破壊システムは,製品中の元素レベルと土壌条件のような生産環境の両方を測定するために開発されている。近い将来,化学分析の結果と非破壊的に分析された元素組成の結果は,農業製品の地理的起源と生産方法を非破壊的に保証するために相互接続されるであろう。すべてのこれらの破壊的方法は,分析ガイドラインとしての実用的規制のために限られた範囲に使用されてきた。しかし,新しく開発された検出器(非破壊),データ収集,人工知能を用いた解析を含む複合システムは,実用化のための誤ラベル付けされた製品問題を扱うことができる。特に植物工場において,生産は制御され,規制され,農場から外部への製品の追跡を可能にする。この文脈において,温室生産システムは,分析化学と情報通信技術と組み合わせた食品安全性の実用化のための先進例である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *農産食品 ,  *生産方式 ,  *信頼性 ,  *食品安全性 ,  地理的分布 ,  認証 ,  多変量解析 ,  濃度測定 ,  同位体存在比 ,  有機物 ,  植物工場 ,  指標 ,  肥料 ,  培地 ,  非破壊測定 ,  分析化学 ,  *化学組成 ,  *同位体分析
準シソーラス用語： δ15N ,  *安定同位体分析 ,  *元素組成 ,  *産地 ,  情報通信技術 ,  *農産物

著者キーワード (5件)： 農産物 ,  信頼性 ,  地理的起源トレーサビリティ ,  元素組成 ,  安定同位体

分類 (2件)： 食品一般  (FJ01010Y) ,  作物栽培一般  (FC03010R)

引用文献 (38件)：

• Almedia, C. M. et al. (2001) ICP-MS determination of strontium isotope ratio in wine in order to be used as a fingerprint of its regional origin. J. Anal. At. Spectrom., 16, 607-611.
• Ariyama, K. et al. (2004) Application of inorganic element ratios to chemometrics for determination of the geographic origin of welsh onions. J. Agric. Food Chem., 52(19), 5803-5809.
• Ariyama, K. et al. (2007) Determination of the geographic origin of onions between three main production areas in Japan and other countries by mineral composition. J. Agric. Food Chem., 55(2), 347-354.
• Camin, F. et al. (2010) Characterisation of authentic Italian extra-virgin olive oils by stable isotope ratios of C, O and H and mineral composition. Food Chem., 118(4), 901-909.
• Flores, P. et al. (2007) The feasibility of using delta N15 and delta C13 values for discriminating between conventionally and organically fertilized pepper (Capsicum annuum L.). J. Agr. Food Chem., 55, 5740-5745.

タイトルに関連する用語 (4件)： 元素組成 ,  安定同位体分析 ,  農産物 ,  産地