抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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実験計画法において,交互作用は加法性を阻害する大きな問題点として取扱われている。しかし,もしこの交互作用が想定をはるかに超える有効な効果をもったらしてくれる場合,この交互作用は相乗効果と呼ばれ,有効な特許やイノベーションにつながる可能性があり,多くの人たちを幸せに導くことができると考えられる。そこで本研究では,先の研究で開発したプログラムをこの相乗効果探索用のプログラムとして改良し,数学モデルでその評価を行った後,自然現象において実在する相乗効果の実例を用いてその実用性の評価を行った。その結果,(1)開発したプログラムで,交互作用と相乗効果の判別が可能となった。(2)2次方程式で構成され,2つの制御因子による相乗効果を含む数学モデルを用いて,相乗効果のある制御因子とそれに関与する制御因子を,容易に検出できた。(3)3次方程式で構成され,3つの制御因子による相乗効果を含む数学モデルを用いて,相乗効果のある制御因子とそれに関与する制御因子を,容易に検出できた。(4)自然現象において実在する相乗効果の実例を開発したプログラムに適用した結果,相乗効果を効率よく検出することができ,イノベーティブな開発に有効であることを明らかにした。(著者抄録)