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J-GLOBAL ID：201802260461532906   整理番号：18A0994971

野外において主体的な判断に基づく避難行動を促すシナリオベース学習支援システムの開発と実践

Development and Practice of a Scenario-Based Learning Support System for Urging Evacuation Behavior Based on Subjective Judgment in the Field

著者 (5件)： 畠山久 (首都大学東京学術情報基盤センター) ,  畠山久 (東京工業大学大学院社会理工学研究科) ,  永井正洋 (首都大学東京学術情報基盤センター) ,  永井正洋 (首都大学東京大学教育センター) ,  室田真男 (東京工業大学リベラルアーツ研究教育院)
資料名： 教育システム情報学会誌  (Transactions of Japanese Society for Information and Systems in Education)
巻： 35  号： 2  ページ： 134-144(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： L2602A  ISSN： 1341-4135  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本研究では,避難訓練を実践することにより,災害時に自分自身の判断に基づいて学習者に行動させることを目的とした。よい判断をさせるための学習を支援する“ES3”と呼ばれるシステムを開発した。本システムでは避難訓練シナリオに基づく仮想的な状況を提示し,学習者に判断と行動をさせるように促す。高校において本システムを用いて災害避難訓練を行った結果,学習者は彼ら自身によって状況を判断することが確かめられた。主観的調査の結果から意識判断を行い,危険な屋外や避難可能な場所を認識する学習者の能力における変化がわかり,それらのすべては訓練を通じて達成された。本研究の結果は,学習者が災害に関心を持ち,判断訓練の結果として積極的に行動する必要性の認識を育成したことを明らかにした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *人間行動 ,  *災害対策 ,  シナリオ ,  システム ,  *CAI【計算機】 ,  計算機システム開発 ,  適応訓練 ,  防護施設 ,  教育訓練
準シソーラス用語： *学習支援システム ,  学習者 ,  避難訓練 ,  *避難行動 ,  避難場所

著者キーワード (5件)： 防災 ,  避難 ,  野外 ,  位置 ,  テ テ

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  CAI  (JE09000G)

引用文献 (15件)：

• (1) 文部科学省:“「東日本大震災を受けた防災教育・防災管理等に関する有識者会議」最終報告”,http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sports/012/toushin/1324017.htm(参照2017.6.1)
• (2) 瀧本浩一,三浦房紀,日置武男:“ゲーム的要素を用いた地震防災教育ソフトウェアの開発とその評価”,地域安全学会論文集,Vol. 1, pp. 145-150 (1999)
• (3) 藤岡正樹,梶秀樹,三平 洵:“携帯端末による地震防災教育用ゲームの開発とそれを使った教育研修提案”,地域安全学会論文集,Vol. 14, pp. 133-139 (2011)
• (4) 浦野 幸,于 沛超,遠藤靖典,星野准一:“実環境における災害体験ゲームシステムの開発”,情報処理学会論文誌,Vol. 54, No. 1, pp. 357-366 (2013)
• (5) Mitsuhara, H., Sumikawa, T., Miyashita, J. et al.: “Game-based evacuation drill using real world edutainment”, Interactive Technology and Smart Education, Vol. 10, No. 3, pp. 194-210 (2013)

タイトルに関連する用語 (5件)： 野外 ,  避難行動 ,  シナリオ ,  学習支援システム ,  開発