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J-GLOBAL ID：201802261555830692   整理番号：18A1892064

陸上構造物に作用する津波力に与える浮遊砂の影響に関する研究

STUDY ON INFLUENCE OF SUSPENDED SEDIMENT ON TSUNAMI FORCE ACTING ON ONSHORE STRUCTURES

著者 (4件)： 中村友昭 (名古屋大学 大学院工学研究科土木工学専攻) ,  中井祐斗 (名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻) ,  CHO YONGHWAN (名古屋大学 大学院工学研究科土木工学専攻) ,  水谷法美 (名古屋大学 大学院工学研究科土木工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 74  号： 2  ページ： I_210-I_215(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,浮遊砂による流体の密度と粘性係数の変化を考慮可能な数値計算モデルにより陸上構造物への作用津波力に関する数値解析を実施し,津波作用開始直後のサージフロント波圧による最大津波力と準定常的な持続波圧による最大津波力に与える浮遊砂の影響を検討した.持続波圧による最大津波力に関して,浮遊砂が存在しない状態での値が与えられれば,想定する浮遊砂濃度に基づく流体の密度を考慮することで,安全側の評価が行える可能性があることが判明した.一方,サージフロント波圧による最大津波力に関しては,浮遊砂を含むことによる流体の密度の増加以上に最大津波力も増加する可能性が高いため,想定する浮遊砂濃度に基づく流体の密度の考慮だけでは評価が行えず,浮遊砂を含んだ津波を対象に検討を行うことの重要性を示した.(著者抄録)

シソーラス用語： 構造物 ,  *流送土砂 ,  計算モデル ,  数値解析 ,  *津波 ,  *波圧 ,  密度 ,  シミュレーション ,  *津波波力 ,  陸上構造物 ,  浮遊土砂
準シソーラス用語： 浮遊砂 ,  流体密度

著者キーワード (5件)： tsunami ,  suspended sediment ,  wave force ,  wave pressure ,  numerical simulation

分類 (1件)： 波浪,潮流  (DC06040R)

引用文献 (14件)：

• 1) FEMA : Guidelines for Design of Structures for Vertical Evacuation from Tsunamis, FEMA P646, 158p., 2008.
• 2) FEMA : Guidelines for Design of Structures for Vertical Evacuation from Tsunamis, Second Edition, FEMA P646, 174p., 2012.
• 3) ASCE : Minimum Design Loads and Associated Criteria for Buildings and Other Structures, ASCE/SEI 7-16, 800p., 2017.
• 4) 松冨英夫,川島峻:津波氾濫流の密度に関する基礎実験,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 71,No. 2,pp. I_355-I_360,2015.
• 5) 中村友昭,鈴木愛美,趙容桓,水谷法美:浮遊砂による流体の粘度の変化と一様流および津波による流動場に与える影響に関する研究,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol. 72,No. 2,pp. I_163-I_168,2016.

タイトルに関連する用語 (4件)： 陸上構造物 ,  津波力 ,  浮遊砂 ,  研究