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J-GLOBAL ID：201802262160852147   整理番号：18A0760314

プラズマ回転による抵抗性壁モード安定化に関する理論・シミュレーション研究の進展

著者 (1件)： 白石淳也 (量子科学技術研究開発機構)
資料名： プラズマ・核融合学会誌  (Journal of Plasma and Fusion Research)
巻： 94  号： 4  ページ： 183-190  発行年： 2018年04月25日 
JST資料番号： G0114A  ISSN： 0918-7928  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本解説では,抵抗性壁モード(RWM:Resistive Wall Mode)と呼ばれる不安定性について,プラズマ回転による安定化機構の解明に向けた理論研究の進展について紹介する。本課題に関する理論は,磁気流体力学(MHD:Magnetohydrodynamic)方程式を用いた研究から始まり,実験の進展とともに運動論的MHD方程式が広く用いられるようになった。運動論的MHD理論による解析では,MHD揺動(ここではRWM)と運動論効果(粒子運動の効果)との相互作用が重要な役割を果たす。運動論的MHD理論では,運動論効果を総圧力テンソルの揺動に埋め込んでいる。古くから用いられてきた理論モデルであるが,回転がある場合の拡張について,最近の進展について述べる。また,これら理論は実験研究とともに発展してきたため,一部実験研究の成果についても触れる。(著者抄録)

シソーラス用語： 回転 ,  *プラズマ安定化 ,  *プラズマ不安定性 ,  プラズマシミュレーション ,  理論 ,  *MHD方程式 ,  圧力効果 ,  トカマク ,  *マクロ不安定性 ,  運動
準シソーラス用語： プラズマ回転 ,  プラズマ理論 ,  *抵抗性壁モード ,  *MHD不安定性 ,  粒子運動

分類 (1件)： プラズマ波,プラズマ不安定性  (BJ02050T)

引用文献 (32件)：

• 武智 学 他:プラズマ・核融合学会誌 85, 147 (2009).
• M.S. Chu and M. Okabayashi, Plasma Phys. Control. Fusion 52, 123001 (2010).
• D. Pfirsch and H. Tasso, Nucl. Fusion 11, 259 (1971).
• C.G. Gimblett, Nucl. Fusion 26, 617 (1986).
• S.W. Haney and J.P. Freidberg, Phys. Fluids B 1, 1637 (1989).

タイトルに関連する用語 (7件)： プラズマ回転 ,  抵抗性壁モード ,  安定化 ,  理論 ,  シミュレーション ,  研究 ,  進展