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J-GLOBAL ID:201802263807092395   整理番号:18A2174436

高尿酸血症を抑制するファイトケミカル素材

Phytochemicals with Anti-hyperuricemic Potential: Studies in Cultured Hepatocytes and Purine Bodies-Induced Hyperuricemic Model Mice
著者 (2件):
資料名:
巻: 60  号: 12  ページ: 19-26  発行年: 2018年12月01日 
JST資料番号: F0354A  ISSN: 0547-0277  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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高尿酸血症は血中尿酸(UA)が高い状態であり,肝臓におけるUA過剰産生および/または腎臓からのその不足に起因する。高尿酸血症は痛風の主因である。高尿酸血症は生活習慣病とインスリン抵抗性に関連することが報告されている。筆者らはin vitroで培養AML12肝細胞を用い,及びマウス(プリン体-誘導性高尿酸血症モデルマウス)にUA前駆体をin vivoで投与してUAを産生する新しいアッセイ系を考案した。培養肝細胞においてUA産生を抑制するフィトケミカルについて,高尿酸血症モデルマウスにおける効果を調べた。ケルセチンは,典型的なアッセイ系,すなわち,in vitroでのキサンチンオキシダーゼ(XO)阻害アッセイおよびin vivoでのオキソナート(PO)誘導高尿酸血症モデルマウスにおいて尿酸値低下作用のあることが既に示されている。ケルセチンおよび良く知られたXO阻害剤であるアロプリノールは,in vitroでAML12肝細胞におけるUA産生とin vivoでプリン誘導性高尿酸血症の両方を抑制することが示され,新しく組合わせて考案されたアッセイ系が正しく働くことを示した。これまで,ケルセチンおよびその類似体であるジヒドロケルセチン/タキシホリンなどの高尿酸血症性のフィトケミカルが見出されている。ジヒドロケルセチンは,その抗高尿酸血症効果がこれまで見過ごされているが,培養肝細胞およびプリン-誘導性高尿酸血症のマウスの両方において低尿酸血症作用を有することが見出されている。これらの結果は,新しい抗高尿酸血症植物性化学物質が食品と可食性の天然資源にまだ存在することを示している。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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食品の化学・栄養価  ,  植物の生化学 
物質索引 (1件):
物質索引
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引用文献 (34件):
  • Zhao X, Zhu JX, Mo SF, Pan Y, Kong LD.: Effects of cassia oil on serum and hepatic uric acid levels in oxonate-induced mice and xanthine dehydrogenase and xanthine oxidase activities in mouse liver. J Ethnopharmacol. 103(3): 357-365, 2006.
  • Richette P, Bardin T.: Purine-rich foods: an innocent bystander of gout attacks? Ann Rheum Dis. 71(9): 1435-1436, 2012.
  • Bardin T, Richette P.: Definition of hyperuricemia and gouty conditions. Curr Opin Rheumatol. 26(2): 186-191, 2014.
  • Choi HK, Mount DB, Reginato AM.: Pathogenesis of gout. Ann Intern Med. 143(7): 499-516, 2005.
  • Choi HK, Atkinson K, Karlson EW, Willett W, Curhan G.: Purine-rich foods, daily and protein intake, and the risk of gout in men. N Engl J Med. 350(11): 1093-1103, 2004.
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