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J-GLOBAL ID：201802266699636135   整理番号：18A0776594

コンクリート及びRCはりの耐疲労性に及ぼす環境温度と含水状態の影響

INFLUENCE OF AMBIENT TEMPERATURE AND MOISTURE CONDITIONS ON FATIGUE RESISTANCE OF CONCRETE AND RC BEAM

著者 (3件)： 子田康弘 (日本大学 工学部土木工学科) ,  皆川翔平 (株式会社ネクスコ・エンジニアリング東北) ,  岩城一郎 (日本大学 工学部土木工学科)
資料名： 土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E2 (Materials and Concrete Structures) (Web))
巻： 74  号： 1  ページ： 35-52(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0203A  ISSN： 2185-6567  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 疲労を受けるRC部材へ侵入した水は,耐疲労性を低下させるが,この水の凍結が耐疲労性に及ぼす影響は未解明である.本研究では,環境温度と含水状態に着目し,両者を制御した静的および疲労の載荷試験より,コンクリート円柱の圧縮と割裂引張の強度特性に加え,RCはりの曲げを評価した.その結果,気乾状態のコンクリートは,環境温度の影響を受けず,飽水状態のコンクリートは常温下で静的強度と疲労破壊回数が低下し,低温下では静的圧縮強度は増加したが強度増分に見合う圧縮疲労破壊回数の増加は認められなかった.一方,RCはりの曲げは,飽水状態において常温の耐荷性,耐疲労性は低下し,低温の耐荷性は向上した.しかし,低温と常温の耐疲労性は,疲労破壊回数としては同等ではあったが疲労破壊モードが変化することを明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： *セメントコンクリート ,  *鉄筋コンクリート構造 ,  *疲れ強さ ,  調合 ,  圧縮試験 ,  引張試験 ,  含水量 ,  温度条件 ,  圧縮強さ ,  引張強さ ,  高サイクル疲れ ,  応力比 ,  疲れ試験 ,  応力歪曲線 ,  矩形梁 ,  曲げ試験 ,  荷重-変形関係 ,  疲れ破壊 ,  破壊モード

著者キーワード (6件)： fatigue resistance ,  compressive fatigue strength ,  low-temperature environment ,  moisture condition ,  high cycle fatigue ,  RC beam

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  セラミック材料  (HC05040O)

引用文献 (31件)：

• 1) 土木学会:2012年制定コンクリート標準示方書[設計編],2013.
• 2) 五島孝行,大田孝二,梶尾聡,鈴木康範,井戸康清,島田守:アルカリ骨材反応で損傷した道路橋床版の調査,土木学会第68回年次学術講演会,pp. 835-836, 2013.
• 3) 前島拓,子田康弘,土屋智史,岩城一郎:塩害による鉄筋腐食が道路橋RC床版の耐疲労性に及ぼす影響,土木学会論文集 E2, Vol. 70, No. 2, pp. 208-225, 2014.
• 4) 前島拓,子田康弘,岩城一郎,内藤英樹,岸良竜,鈴木康範,大田孝二,鈴木基行:アルカリシリカ反応が道路橋RC床版の耐疲労性に及ぼす影響,土木学会論文集 E2, Vol. 72, No. 2, pp. 126-145, 2016.
• 5) 子田康弘,斉藤卓也,岩城一郎:輪荷重走行試験による材料劣化を受けた道路橋RC床版の疲労耐久性評価,コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集,第9巻,pp. 145-150, 2009.

タイトルに関連する用語 (4件)： コンクリート ,  RCはり ,  耐疲労性 ,  環境温度