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J-GLOBAL ID：201802267718842169   整理番号：18A1469730

電子化物・水素化物を利用した低温アンモニア合成

著者 (1件)： 北野政明 (東京工大 元素戦略研究セ)
資料名： 触媒  (Catalysts & Catalysis)
巻： 60  号： 4  ページ： 204  発行年： 2018年08月05日 
JST資料番号： F0319A  ISSN： 0559-8958  CODEN： SHKUAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・低温アンモニア合成の実現に向けて,Ru触媒担体として電子化物や水素化物を用いる新規な固体触媒を開発。
・電気伝導性,仕事関数,化学的安定性に優れ強い電子供与能を有する12CaO・7Al₂O₃エレクトロライド担体によってアンモニア合成に対する高触媒活性を実現し,金属-絶縁体転移を起こす電子濃度における触媒活性の向上や活性化エネルギーの低下を確認。
・H^-イオンを含むCa₂NH化合物が触媒担体として優れていることを見出し,ヒドリド化合物の低温アンモニア合成に対する効果を実証。
・Ruナノ粒子触媒担体としてのBaを少量添加したカルシウムアミドが,メソポーラス構造化やコアシェルBa-Ruナノ粒子形成の効果によって高触媒活性を示すことを解明。

シソーラス用語： *化合物 ,  *水素化物 ,  *化学合成 ,  ルテニウム触媒 ,  *触媒担体 ,  *担持触媒 ,  *触媒 ,  カルシウム化合物 ,  アルミニウム化合物 ,  酸化物 ,  導電性 ,  仕事関数 ,  安定性 ,  金属-絶縁体転移 ,  触媒調製 ,  触媒活性 ,  反応機構 ,  活性化エネルギー ,  *アンモニア合成 ,  化学的安定性 ,  *固体触媒 ,  *低温合成 ,  *電子化物

分類 (4件)： 塩  (CD01050V) ,  窒素とその化合物  (YB02050S) ,  不均一系触媒反応  (CB06100E) ,  貴金属触媒  (CB06122I)

引用文献 (8件)：

• M. Kitano, M. Hara, H. Hosono, et al., Nat. Chem., 4, 934 (2012)
• M. Kitano, M. Hara, H. Hosono, et al., Nat. Commun., 6, 6731 (2015)
• S. Kanbara, M. Kitano, M. Hara, H. Hosono, et al., J. Am. Chem. Soc., 137, 14517 (2015)
• M. Kitano, M. Hara, H. Hosono, et al., Chem. Sci., 7, 4036 (2016)
• Y. Inoue, M. Kitano, M. Hara, H. Hosono, et al., ACS Catal., 6, 7577 (2016)

タイトルに関連する用語 (4件)： 電子化物 ,  水素化物 ,  低温 ,  アンモニア合成