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J-GLOBAL ID：201802270335953788   整理番号：18A1892194

球磨川河口域における自然再生事業を対象としたモニタリング

MONITORING KUMAGAWA RIVER ESTUARY FOR NATURE RESTORATION PROJECTS

著者 (6件)： 上久保祐志 (熊本高専 建築社会デザイン工学科) ,  伊豫岡宏樹 (福岡大学 工学部社会デザイン工学科) ,  鬼倉徳雄 (九州大学 農学研究院) ,  INUI Ryutei (山口大学 創成科学研究科) ,  山本恭裕 (国土交通省九州地方整備局 八代河川国道事務所 河川環境課) ,  入江博樹 (熊本高専 建築社会デザイン工学科)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 74  号： 2  ページ： I_1012-I_1017(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 熊本県南部を流れる一級河川球磨川の河口域においては,自然再生事業の一つとして,球磨川上流で発生した掘削残土を対象地域に覆土することにより,ヨシ原を再生し水質浄化や河口域を生息場とする魚介類等の増殖を行う取り組みが行われている.本研究では,この河口域で行われている自然再生事業により生態系および地形にどのような影響を与えるのか,地形の経年変化に関するモニタリングを実施した.その結果,希少な渡り鳥の休息地となっている河口の小島については大きな地形変化はみられなかった.みお筋に関しては,2015年から2017年にかけ増加と消失といった変化を確認できおり,希少な野鳥の飛来は確認できてはいるものの,引き続き今後のモニタリングおよび順応的管理は必要である.(著者抄録)

シソーラス用語： *河川 ,  熊本県 ,  *河口 ,  *事業 ,  *再生 ,  *現象 ,  湿地 ,  草原 ,  浄水 ,  生息場所 ,  *監視 ,  土壌 ,  環境 ,  干潟
準シソーラス用語： *球磨川 ,  *河口域 ,  自然再生事業 ,  自然再生 ,  ヨシ原 ,  水質浄化 ,  掘削残土 ,  覆土 ,  干潟環境

著者キーワード (3件)： Kumagawa river ,  nature restoration projects ,  UAV monitoring

分類 (2件)： 河川調査・計画  (RC12020M) ,  環境因子の生物影響一般  (EE04010D)

引用文献 (6件)：

• 1) 上久保祐志,滝川清,増田龍哉,荒川晃,中村秀徳:八代海における浮遊ゴミの漂流特性,p. I_1168-I_1173,土木学会論文集B3(海洋開発) 69巻 2号,2013.
• 2) 伊豫岡宏樹,浜田晃規,渡辺亮一,山崎惟義UAV-SfM(Unmanned Aerial Vehicle - Stracture from Motion)による地形モデルの干潟ハビタット評価への適用,p. III_131-III_136, 土木学会論文集G(環境) 71巻 7号, 2015.
• 3) 内山庄一郎,井上公,鈴木比奈子:SfMを用いた三次元モデルの生成と災害調査への活用可能性に関する研究,pp. 37-60,防災科学技術研究所研究報告第81号,2014.
• 4) 井上公,山庄一郎,鈴木比奈子:自然災害調査研究のためのマルチコプター空撮技術,pp. 61-98,防災科学技術研究所研究報告第81号,2014.
• 5) 渡部要一, 佐々真志:UAVを活用した干潟微地形の時空間評価の試み,pp. 24-29,土木学会論文集 64巻1号,2008.

タイトルに関連する用語 (5件)： 球磨川 ,  河口域 ,  自然再生 ,  事業 ,  モニタリング