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J-GLOBAL ID:201802272436000319   整理番号:18A1719701

多層保温被覆資材の内張と水蓄熱体を導入したハウスにおける内張開閉タイミングの検討

Optimizing the Opening/Closing Times of a Multi-Layered Thermal Curtain for a Greenhouse with Water Heat Storage
著者 (11件):
資料名:
巻: 49  号:ページ: 117-126  発行年: 2018年09月25日 
JST資料番号: L0964A  ISSN: 0388-8517  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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多層保温被覆資材の内張と水蓄熱体を導入したパイプハウスにおいて,定常と非定常伝熱を組み合わせた熱動態モデルを作成した。供試ハウスは間口5.4m,奥行き18.0m,棟高3.8m,軒高2.3mであり,そのハウス内に内張で囲まれた空間(間口4.9m,奥行き16.5m,最大高さ2.5m)を設けた。モデルの妥当性を検証した結果,室温,蓄熱水温,地表面温度のRoot Mean Squared Error(RMSE)はそれぞれ2.6,2.3,1.7°C,d値はそれぞれ0.93,0.71,0.97であり,比較的良好な結果が得られた。このモデルを用いて室温,時刻および日射量に基づく内張資材の最適な開閉タイミングを検討した。供試ハウスにおける燃料使用期間(2013年11月21日~2014年3月31日)の設定室温12°Cを維持する場合のA重油使用量を計算したところ,室温に基づく開閉制御では13°C(基準制御)で最小使用量176.4L(期間合計値)になった。時刻に基づく開閉制御では8:40開,15:10閉の場合に最小燃料使用量130.3L,日射量に基づく制御では開閉閾値180Wm-2の場合に最小使用量124.3Lとなり,室温に基づく基準制御と比べてそれぞれ46.1,52.1L少なかった。また,時刻に基づく制御では閉時よりも開時閾値の方が燃料使用量に及ぼす影響が大きいことが明らかになった。さらに,時刻および日射量閾値制御では燃料使用量や1日の日射量を優先する閾値および燃料使用量と日射量のバランスを考慮した閾値決定法を示した。(著者抄録)
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分類 (1件):
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作物栽培施設 
引用文献 (18件):
  • 赤坂 裕(1996):建築伝熱,第1版,建築環境工学(浦野良美・中村洋編),森北出版,208.
  • 荒川 淳・東 晃(1951):日本列島における地温の分布について,科学,21,144.
  • Chandrasekaran, J. and Kumar, S.(1994): Hourly diffuse fraction correlation at a tropical location, Solar Energy, 53(6), 505-510.
  • 林真紀夫・大原基広・清水美智・山元隆義(2011):温室用被覆資材の熱貫流率測定装置の開発,農業施設,41(4),163-169.
  • 川嶋浩樹・古市崇雄・宮内樹代史・林真紀夫・直木武之介・長崎裕司(2013):多層保温被覆資材と水蓄熱体の利用がパイプハウスの暖房負荷に及ぼす影響,農業施設,44(2),73-82.
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