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J-GLOBAL ID:201802273605775886   整理番号:18A1341798

スギの主な遺伝子プールを代表する3種類のクローン間におけるオゾン曝露後のモノテルペン放出特性の差異

Differences in monoterpene emission characteristics after ozone exposure between three clones representing major gene pools of Cryptomeria japonica
著者 (9件):
資料名:
巻: 74  号:ページ: 102-108(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: X0731A  ISSN: 0021-8588  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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対流圏ではオゾン(O<sub>3</sub>)濃度が増加している。本研究では,個体群の遺伝構造解析により同定された主な3種類の遺伝子プール間におけるモノテルペンの放出速度,およびスギ(Cryptomeria japonica)の成分に及ぼすO<sub>3</sub>の曝露効果の比較を行なうことを目的とした。日本の3種類のスギ(Donden,Kawazu,およびYakushima)のクローンの1年生若木を,O<sub>3</sub>-FACE(開放系大気のO<sub>3</sub>および強化したCO<sub>2</sub>条件)の施設において,環境の2倍濃度のO<sub>3</sub>に曝した。15か月間のO<sub>3</sub>曝露実験後に,当年度の葉の切断試料を用いたモノテルペン放出特性を小枝封入法により評価した。生物起源の基礎的な揮発性有機化合物放出速度(E<sub>s</sub>)はO<sub>3</sub>曝露区の方が速く,分散の二方向分析では,O<sub>3</sub>曝露の影響(p<0.05)およびO<sub>3</sub>曝露とクローン間の相互作用(p<0.05)が明らかになった。特に,O<sub>3</sub>暴露後のYakushimaでは,高いE<sub>s</sub>値が観察された。さらに,温度感受性関連の係数であるβは,O<sub>3</sub>曝露区において増加した(p<0.05)。著者らの結果は,スギにおいてはクローン間に大きな変動のあることを支持した。遺伝的多様性を考慮してクローン間の違いを評価し,長期的な中程度のO<sub>3</sub>曝露後の差異の機構を解明することが重要である。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
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モノテルペン,セスキテルペン  ,  森林植物学  ,  農業気象  ,  植物に対する影響 
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