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J-GLOBAL ID：201802273986099781   整理番号：18A0801939

TRPA1チャンネルは後根神経節ニューロンにおけるTRPV1仲介電流応答を修飾する【JST・京大機械翻訳】

TRPA1 Channels Modify TRPV1-Mediated Current Responses in Dorsal Root Ganglion Neurons

著者 (8件)： Masuoka Takayoshi (Department of Pharmacology, School of Medicine, Kanazawa Medical University) ,  Kudo Makiko (Department of Pharmacology, School of Medicine, Kanazawa Medical University) ,  Yamashita Yuka (Department of Pharmacology, School of Medicine, Kanazawa Medical University) ,  Yoshida Junko (Department of Pharmacology, School of Medicine, Kanazawa Medical University) ,  Imaizumi Noriko (Department of Pharmacology, School of Medicine, Kanazawa Medical University) ,  Muramatsu Ikunobu (Department of Pharmacology, School of Medicine, Kanazawa Medical University) ,  Nishio Matomo (Department of Pharmacology, School of Medicine, Kanazawa Medical University) ,  Ishibashi Takaharu (Department of Pharmacology, School of Medicine, Kanazawa Medical University)
資料名： Frontiers in Physiology (Web)  (Frontiers in Physiology (Web))
巻： 8  ページ： 272  発行年： 2017年 
JST資料番号： U7093A  ISSN： 1664-042X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 一過性受容体電位バニロイド1(TRPV1)チャンネルは,侵害受容の原因となる実験動物の後根神経節(DRG)と三叉神経節における感覚ニューロンのサブセットにおいて高度に発現されている。多くの研究は,いくつかのTRPV1陽性ニューロンが,活性がTRPV1チャンネルにより密接に調節される一過性受容体電位アンキリン1(TRPA1)チャンネルを共発現することを明らかにした。しかしながら,TRPV1チャンネルの活性が一次感覚ニューロンにおいてTRPA1チャンネルの存在により調節されるかどうかはあまり研究されていない。この研究は,TRPA1陽性とTRPA1陰性DRGの間のTRPV1チャンネル活性化により誘導される電気生理学的反応の違いを明らかにした。TRPV1とTRPA1チャンネル活性化はカプサイシン(1μM),TRPV1アゴニスト,およびアリルイソチオシアネート(AITC;500μM),TRPA1アゴニストによりそれぞれ誘発された。15秒間のカプサイシン潅流は,AITC非感受性DRG(電流密度;29.6±5.6pA/pF,減衰の時定数:12.8±1.8秒)において-70mVの膜電位において脱感作相なしで大きな内向き電流を引き起こした。AITC感受性DRGにおけるカプサイシン誘導電流は,大きな時間定数(24.3±5.4s)を有する小さな電流密度(12.7±2.9pA/pF)を有していた。Fura-2によるカルシウムイメージングにおいて,カプサイシンによるピーク応答は小さく,ピーク応答に達する持続時間はAITC感受性ニューロンにおいて長かった。これらの電気生理学的差異は,細胞外溶液または10mM EGTA,Ca2+キレート剤,内部溶液において,TRPA1拮抗剤,HC-03031により完全に除去された。120秒間のカプサイシン潅流は一過性ピーク後の内向き電流を脱感作した。カプサイシン潅流中の減衰は,AITC感受性DRGで著しく遅かった;AITC感受性ニューロン(78±9%)におけるピーク電流当たりの処理後のカプサイシン誘導電流60sの比率は,AITC非感受性ニューロン(48±5%)におけるそれよりも大きかった。脱感作相におけるカプサイシン誘導電流は,AITC非感受性DRGにおいてHC-03031により減弱された。これらの結果は,TRPA1陽性ニューロンにおけるTRPV1仲介電流は,TRPA1チャンネル活性と細胞内Ca2+動員により引き起こされる遅い減衰を伴う小電流密度を特性化することを示し,TRPA1陽性ニューロンにおけるTRPV1仲介電流の脱感作は,TRPA1仲介電流の付加により明らかに遅い。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *ニューロン ,  キャラクタリゼーション ,  実験動物 ,  知覚神経 ,  感受性 ,  *チャネル ,  *電流 ,  膜電位 ,  脱感作 ,  不飽和脂肪酸 ,  フェノール類 ,  オレフィン化合物 ,  カルボアミド ,  フェノールエーテル
準シソーラス用語： 細胞内カルシウム ,  アゴニスト ,  *後根神経節 ,  *TRPV1 ,  *TRPA1 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： TRPA1 ,  TRPV1 ,  後根神経節 ,  細胞内カルシウムイオン ,  膜電流

分類 (2件)： 細胞膜の輸送  (EF04020R) ,  細胞膜の受容体  (EF04030C)

物質索引 (1件)： カプサイシン

タイトルに関連する用語 (6件)： TRPA1チャンネル ,  後根神経節ニューロン ,  TRPV1 ,  仲介 ,  電流応答 ,  修飾