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J-GLOBAL ID：201802274241220583   整理番号：18A1228944

自走式造波水路で任意の水位上昇を実現するための理論モデルの構築

CONSTRUCTION OF A THEORETICAL MODEL TO REALIZE ARBITRARY WATER LEVEL RISE IN A SELF-PROPELLED WAVEGUIDE CHANNEL

著者 (4件)： 臼井彰宏 (大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻) ,  青木伸一 (大阪大学大学院 工学研究科地球総合工学専攻) ,  川崎浩司 ((株)ハイドロソフト技術研究所 研究開発センター) ,  鈴木智浩 (Flanders Hydraulics Research)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_1-I_6(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東北地方太平洋沖地震以降,津波に対して粘り強い海岸・港湾構造物の開発・研究が行われているが,その効果については実験的に検討する必要がある.このような検討に際し,著者らが提案した自走式造波装置によって任意波形の津波造波が可能であることが分かったが,造波水槽が十分に長くない場合には,構造物-造波板間での多重反射が起こることを考慮していなかった.そこで,本研究では,構造物-造波板間の多重反射を考慮した任意水位上昇及び任意波形の波の造波の理論構築及び目標波形との比較を行った.理論の検証には,体積力型IB法を導入したCADMAS-SURF/3Dを用いた.その結果,波形変形,平均水深変化の考慮,造波板位置の変化,構造物からの反射波と造波板との相互作用を考慮することにより,目標波形に近い波形が造波できることが分かった.(著者抄録)

シソーラス用語： 水路 ,  *造波装置 ,  *水位上昇 ,  モデル ,  *津波 ,  駆動方式 ,  波形 ,  水深 ,  数値計算 ,  計算機プログラム ,  反射体
準シソーラス用語： 自走式 ,  造波水路 ,  理論モデル

著者キーワード (5件)： CADMAS-SURF/3D ,  immersed boundary method ,  wavemaker ,  tsunami ,  arbitrary waveform

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (4件)：

• 1) 臼井彰宏・平塚優作・青木伸一・川崎浩司 : 津波・高潮実験のための自走式造波装置の提案,土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 72, No. 2, pp. I_31-I_36, 2016.
• 2) 臼井彰宏・青木伸一・川崎浩司 : 自走式造波装置による任意波形の造波に関する数値的検討,土木学会論文集B3(海岸工学), 掲載予定, 2017.
• 3) 有光剛・川崎浩司・渡辺啓生 : 体積力型Immersed Boundary法を導入した3次元数値波動水槽CADMAS - SURF/3Dによるゲート急開に伴う水塊流出解析,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.第_71巻,No. 2, pp. I_533-I_538, 2015.
• 4) 例えば,室田明:応用流体力学,pp. 120-121,1969.

タイトルに関連する用語 (5件)： 自走式 ,  造波水路 ,  水位上昇 ,  理論モデル ,  構築