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J-GLOBAL ID:201802276274399775   整理番号:18A0318935

2011年東北地方太平洋沖地震による茨城県神栖市,鹿嶋市の液状化発生域と砂利採取場分布の変遷との関係

Relationship between Liquefied Areas Caused by the 2011 off the Pacific Coast of Tohoku Earthquake and Time-series Changes in the Distribution of Sand-gravel Pits in Kamisu and Kashima Cities
著者 (2件):
資料名:
巻: 126  号:ページ: 767-784(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: G0643A  ISSN: 0022-135X  CODEN: CGZAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2011年東北地方太平洋沖地震により生じた大規模な地盤液状化と液状化により誘発された被害が,茨城県神栖市と鹿島市で観測された。液状化した地域分布を現地調査とGoogle Earth画像の解釈に基づき調査し,時系列的地理空間情報(地図と地域写真)を用いて砂利採取場跡地を明らかにした。多くの砂利採取場が,この地域で1960年代の後半から開発され,埋め戻された。砂利採取場の採掘から埋め戻しまでの期間は,多くはほんの数年であったため,砂利採取場の位置は時期により変化するとともに,開発された場所は多数であった。GISベースのオーバレイ解析によると,液状化の多くが埋め戻された砂利採取場で生じ,続いて埋立地,旧河道,および池跡地で生じた。特に,埋め戻された砂利採取場は液状化に非常に敏感である。埋め戻された砂利採取場の液状化発生率は,過去の地震時に液状化が生じた埋立地や旧河道における数値よりも同等か,幾分高いことを示している。地下水面が高いことと,厚い(5~15m)人工の埋め戻し砂の存在が,これらの埋め戻された砂利採取場における液状化を誘発すると考えられる。個々の砂利採取場の採掘期間が短い(数年)ことと,その地域が他の土地条件(砂丘,氾濫原,および池跡地)より小規模なために,砂利採取場跡地の検出は,1年間の地理空間情報だけを使用する限り難しい。そして,埋め戻された砂利採取場の存在は土地条件図およびと地形分類図には表示されない。しかしながら,日本の沖積平野にある砂利採取場と鉄鉱山は,数多く開発され埋め戻されている。そして,2011年東北地方太平洋沖地震の際には,関東地方および東北地方の多くの他のサイトにおいて,埋め戻された砂利採取場の液状化が観察された。したがって,液状化の可能性が高い多数の埋め戻された砂利採取場が,多くの沖積平野において未だ検知されていない可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  ,  自然災害 
引用文献 (39件):
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