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J-GLOBAL ID：201802277595201119   整理番号：18A1640139

蛍光指紋の多変量解析法

Multivariate Analyses of Fluorescence Fingerprints

著者 (1件)： 柴田真理朗 (東京海洋大)
資料名： Foods & Food Ingredients Journal of Japan  (Foods & Food Ingredients Journal of Japan)
巻： 223  号： 3  ページ： 253-258  発行年： 2018年08月01日 
JST資料番号： S0046A  ISSN： 0919-9772  CODEN： FFIJER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 蛍光指紋(FF)は,走査励起と発光波長条件によって得られる包括的なデータセットである。多変量解析を用いてFFから有用な情報を抽出した。本レビューでは,FFデータにしばしば適用される部分最小二乗回帰(PLS回帰)について述べた。PLS回帰は,目的変数を元の説明変数から翻訳された潜在的変数へ回帰する潜在的変数解析の1つである。PLS回帰は,データセットにおける回帰分析を可能にするため,典型的にはサンプル数よりも多くの変数を含むスペクトルデータに広く用いられる。さらに,解析が元の説明変数と目的変数の相関が高くなる方法によって潜在的変数を決定するため,一般的にPLS回帰から良い適合性を持つ回帰式を推定した。VIP(可変重要性投影)とSR(選択比)はPLS回帰における元の変数の重要性の指標である。さらに,PLS回帰は元のデータに対する方程式の過剰適合をもたらす傾向があるが,潜在的変数の数はしばしば交差検証法によって最適化される。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *フィンガープリント法 ,  発光 ,  *蛍光 ,  蛍光分析 ,  多重回帰分析 ,  励起 ,  測定データ ,  *多変量解析
準シソーラス用語： 蛍光発光 ,  部分最小二乗回帰 ,  スペクトルデータ

分類 (2件)： 分光分析  (CC03012W) ,  統計学  (AB08000H)

引用文献 (36件)：

• T. Keleti, FEBS Lett., 7, 280-282 (1970).
• T. Yuan, A.M. Weljie and H.J. Vogel, Biochemistry, 37, 3187-3195 (1998).
• J.T. Vivian and P.R. Callis, Biophys. J., 80, 2093-2109 (2001).
• M.M. Rahman, M. Shibata, N. Nakazawa, T. Hagiwara, K. Osako and E. Okazaki, Trans. Japan Soc. Refrigeration Air Conditioning Eng., 33, 405-410 (2016).
• E. Sikorska, T. Górecki, I.V. Khmelinskii, M. Sikorski and D. De Keukeleire, J. I. Brewing, 110, 267-275 (2004).

タイトルに関連する用語 (3件)： 蛍光 ,  指紋 ,  多変量解析