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J-GLOBAL ID：201802277729351757   整理番号：18A0778542

マイクロフォーカスX線CTによる木部の水分保持様式の種間比較

著者 (8件)： 矢崎健一 (森林総合研) ,  小笠真由美 (森林総合研) ,  壁谷大介 (森林総合研) ,  飛田博順 (森林総合研) ,  竹之内暁子 (物材研) ,  渡邊誠 (物材研) ,  三木直子 (岡大 院) ,  福田健二 (東大 大学院)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 68th  ページ： ROMBUNNO.A15-P-07  発行年： 2018年03月05日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マイクロフォーカスX線CTを用いて,飽水させたモミ,カツラ,コナラの小枝木部の乾燥過程での水分布を非破壊で連続的に観察した。同時に木部の水分保持能(キャパシタンス,C)を評価した。その結果,針葉樹は比較的高いCの最大値を示し,かつ脱水が進んでも早材仮道管内の水分を保持していた。カツラは高いCの最大値を示し,水ポテンシャルのわずかな低下で急速に道管から水を失った。コナラは低いCを示したものの,道管の脆弱さはカツラと同程度であった。以上より,広葉樹に比べて針葉樹は木部乾燥時に水をより有効に利用できうる通水系内に蓄えていることが明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： X線CT ,  *保水性 ,  種差 ,  モミ ,  カツラ科 ,  コナラ ,  水分ポテンシャル ,  針葉樹 ,  送水 ,  *道管
準シソーラス用語： カツラ ,  マイクロフォーカスX線CT ,  *水分保持能 ,  通水

分類 (1件)： 植物形態学・解剖学  (EH01040Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： マイクロフォーカスX線CT ,  木部 ,  水分保持 ,  様式