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J-GLOBAL ID:201802278342480250   整理番号:18A1495022

RC造導入期における事務所建築の構造形式と建築計画 財閥組織による事務所建築とオフィス街の成立過程 その1

STRUCTURAL FORMS AND ARCHITECTURAL PLANNING OF OFFICE BUILDINGS DURING THE INTRODUCTION PERIOD OF REINFORCED CONCRETE BUILDINGS The process of establishment of office buildings and office districts by conglomerates part 1
著者 (1件):
資料名:
巻: 83  号: 749  ページ: 1325-1335(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: Y0894A  ISSN: 1340-4210  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本論文では,近代日本における事務所建築物に対する鉄筋コンクリート構造物の導入過程に関する内容をまとめたものである。鉄筋コンクリート構造物の導入の初期期間に建設された事務所建築の構造形式と平面計画に焦点を当てると,鉄筋コンクリート構造物の導入過程は,特に初期期間において,三菱財閥と三井財閥において著しく異なることを確認した。三井の系譜は横河の鋼構造に基づく三井第二ビルの平面計画によって大きく影響された。すべての鉄筋コンクリート(RC)建築物は,遠藤の剛性骨組構造に近い構造形式を持つことになった,三井物産横浜支店で導入された。言い換えると,三井の系譜は鋼構造の導入とRCにおける剛性骨組構造に沿った建築計画の開発から構成されている。一方,三菱の系統は,箱形骨組構造と,コンクリートが石の代替物であるという考え方から生じる棟割り長屋型(分割された借家スタイル)平面計画から始まる。その後,壁と柱梁構造の組合せを用いた室空間の大きさの拡大により,RC剛性骨組構造の採用による断面積の縮小と,合理的に管理できる大規模高層事務所建築に対する平面計画の自由化を検討し,上記の系統を三井系統と融合させた。上記のRC構造物の導入における二つの事業実体三井と三菱の違いについて,事務所建築の建設目的が企業業務,賃貸,大規模地域開発の一部という企業業務の需要に対応していることが最も注目される事項である。言い換えると,それは三井と三菱の建設事業における位置の違いを反映した。この意味において,建設時のビジネス目的に焦点を合わせると,歴史的評価におけるビジネス実践を考慮して,土地利用の合理性を優先する計画の評価,それらの評価に加えて,新しい技術の導入における建築家と先駆者の理解を考慮した計画の評価などの側面を付加することが可能である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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商業建築,事務所建築  ,  建築設計,建築家,建築史 
引用文献 (2件):

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