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J-GLOBAL ID:201802278437069098   整理番号:18A2207346

振幅依存性を考慮したS造建物の水平1次,2次振動特性

STUDY ON HORIZONTAL FIRST AND SECOND VIBRATION CHARACTERISTICS OF HIGH RISED STEEL BUILDINGS CONSIDERING AMPLITUDE DEPENDENCY
著者 (7件):
資料名:
巻: 83  号: 753  ページ: 1561-1571(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: F0393B  ISSN: 1340-4202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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従来,建築物の固有周期や減衰比などの振動特性が建築物の振動振幅に依存することはよく知られている。以前の論文では,低層と中層のRCおよびSRC建築物の水平1次モードの特性について研究した。本論文では,8つの高層鋼構造建築物に対する水平1次と2次モードのそれらを研究した。東北地方太平洋沖地震(以後,3.11地震)を含む観測された地震データを,ARX(自己回帰式)モデルを用いて解析した。振幅依存性を検討するために,2つの平均層間変形角水準(微小振幅(10-6)と中間振幅(10-3))に対して結果を推定した。建築物の経年劣化の影響も調査した。以上の研究から次の結果を得た。1)1次と2次の固有周期の両方では,比較的緩やかな振幅依存性が見られ,それらの傾きはほとんど同じである。全ての観測データを通じて本論文で研究した全ての建築物がほぼ弾性状態にあるため,3.11地震の前後の間の1次と2次の固有周期の変化は小さい。2)3.11地震の前後での1次減衰比は,微小振幅水準からの振幅の増加に対応して比率が増加する傾向がある。3)振幅が大きいとき,3.11地震の間の1次減衰比は,振幅の増加に対応して減少する傾向がある。層間変形角が10-3以上のとき,この値は2%未満なる。すべての建築物が弾性状態にあると思われるため,この傾向は非線形条件によるものではないと考えられる。4)2次減衰比は,定性的に1次とほとんど同じ傾向を有する。定量的にはそれらの間にいくつかの違いが見られる。2次の精度は高くないと思われる。5)すべての建築物について,3.11地震の間に経験した最大層間変形角と固有周期の変化との関係を研究した。比率は1.0と1.1の間にあった。しかし,振幅依存性は明確には見られなかった。6)1次と2次の固有周期の経年変化に関して,以前のいくつかの研究が明白な変化を示した様な,明確な傾向は見られなかった。(翻訳著者抄録)
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