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J-GLOBAL ID：201802279684986496   整理番号：18A0000624

中間子原子核と重い反クォーク

Mesic nuclei with a heavy antiquark

著者 (3件)： YAMAGUCHI Yasuhiro (Istituto Nazionale di Fisica Nucleare (INFN), Genova, ITA) ,  YAMAGUCHI Yasuhiro (RIKEN, Saitama, JPN) ,  YASUI Shigehiro (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo, JPN)
資料名： Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web)  (Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web))
巻： 2017  号： 9  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年09月 
JST資料番号： U0548A  ISSN： 2050-3911  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ハドロンと原子核の結合は,ハドロンの性質を調べる上で大きな興味をもたれるトピックである。重いフレーバ領域では,P(=反D,B)中間子と核子Nとの間の引力が出現でき,そこではPN-P^*N混合が重いクォークスピン対称性に関係して重要な役割を果たす。この引力は,強い崩壊に対して安定なエキゾチック中間子原子核を作りだすことができる。著者等は反D(B)中間子と原子核とが結合するエキゾチック系を調べる。中間子-原子核相互作用は,単一チャネルPN相互作用と核子数分布関数を使った畳み込み(folding)ポテンシャルによって与えられる。重い中間子と原子核のSchroedinger方程式を解くことによって,核子数A=16,...,208に対していくつかの束縛状態と共鳴状態を得る。この結果は重い反クォークをもつエキゾチック中間子原子核の存在の可能性を示している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 特異原子核 ,  *重いクォーク ,  クォーク ,  D中間子 ,  B中間子 ,  反粒子 ,  Schroedinger方程式 ,  核エネルギー準位 ,  束縛状態 ,  状態
準シソーラス用語： *中間子原子核 ,  反クォーク ,  *反D中間子 ,  エキゾチック原子核 ,  共鳴状態

分類 (2件)： ハイパー原子核  (BG02060V) ,  エキゾチック原子・分子  (BH09010S)

引用文献 (66件)：

• A. Hosaka, T. Hyodo, K. Sudoh,Y.Yamaguchi, and S.Yasui, arXiv:1606.08685 [hep-ph] [Search INSPIRE].
• M. Bayar, C.W. Xiao, T. Hyodo, A. Dote, M. Oka, and E. Oset, Phys. Rev. C 86, 044004 (2012).
• A.Yokota, E. Hiyama, and M. Oka, Prog. Theor. Exp. Phys. 2013, 113D01 (2013).
• Y.Yamaguchi, S.Yasui, and A. Hosaka, Nucl. Phys. A 927, 110 (2014).
• S. Maeda, M. Oka, A.Yokota, E. Hiyama, andY. R. Liu, Prog. Theor. Exp. Phys. 2016, 023D02 (2016).

タイトルに関連する用語 (2件)： 中間子原子核 ,  反クォーク