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J-GLOBAL ID:201802280251444388   整理番号:18A0768714

5km地域気候アンサンブル実験によって解析した西日本から東北日本における豪雪に対する総観条件の特徴

Characteristics of Synoptic Conditions for Heavy Snowfall in Western to Northeastern Japan Analyzed by the 5-km Regional Climate Ensemble Experiments
著者 (9件):
資料名:
巻: 96  号:ページ: 161-178  発行年: 2018年04月20日 
JST資料番号: G0095A  ISSN: 0026-1165  CODEN: JMSJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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豪雪の地理的分布は,特に日本の太平洋側において,豪雪の低発生頻度と積雪観測点の限定された数のため,これまで解明されていない。本研究は,現在の気候における西日本から東北日本までの強い日降雪量に対する総観条件の特徴を,5km格子間隔による高分解能地域気候アンサンブル実験を解析して,調べた。日本の55年間の再解析(JRA-55)及び将来気候変動用の政策意思決定(d4PDF)用のデータベースの10アンサンブルメンバーの過去実験を地域気候モデルの側方境界条件に適用した。d4PDFを用いた力学的ダウンスケーリング(d4PDF-DS)は,JRA-55を用いた力学的ダウンスケーリング(JRA55-DS)によってシミュレートしたものより遥かに強い降雪事象の評価を可能にした。日本海側では,寒気の吹出しによる強い降雪が発生し,太平洋側では,太平洋沿岸に沿って通過する温帯低気圧によって強い降雪がもたらされた。JRA55-DSとd4PDF-DS間の比較は,より強い降雪はより発達した温帯低気圧と東京都市域における強化された寒気堰き止めによって発生することを指示した。極度に強い降雪の地理的分布は,2つの典型的な総観的条件,即ち寒気吹出しと温帯低気圧の間で異なった。この差異は,すべての降雪におけるより極端に強い降雪において遥かに明確であった。強い日降雪は1月と2月に太平洋側に,12月と1月に日本側に,11月と3月に高山岳域に発生した。飽和水蒸気圧は雪条件下の0°C付近で最大であった。晩秋から冬までの総観条件は,豪雪における地表気温が0°Cより遥かに低い山岳地域における豪雪に対する有利な条件に密接に関連した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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中小規模擾乱,降水特性 
引用文献 (40件):

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