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J-GLOBAL ID:201802280334574223   整理番号:18A1114156

重度の孤立性外傷性脳損傷における過線維素溶解は組織の低潅流を伴わない可能性がある: 後ろ向き観察多施設研究【JST・京大機械翻訳】

Hyperfibrinolysis in severe isolated traumatic brain injury may occur without tissue hypoperfusion: a retrospective observational multicentre study
著者 (26件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 222  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7474A  ISSN: 1364-8535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:高線維素溶解は,重症外傷における重要な合併症である。過線維素溶解は,高いDダイマーまたはフィブリン/フィブリノーゲン分解産物レベルを介し,最近,血栓弾性測定を用いて診断されている。重症孤立性外傷性脳損傷(TBI)患者において,救急部(ED)での到着時に高線維素溶解が観察されるが,因子が高線維素溶解を誘導することは不明である。本研究は,孤立した重症TBI患者における高線維素溶解に関連する因子を調査することを目的とした。【方法】外傷重症度スコア≧16の成人外傷患者に対するデータの多施設遡及的レビューを行い,孤立TBI(TBI群)および頭蓋外外傷(非TBI群)を有する患者を選択した。TBI群は,頭部≧4および頭蓋外AIS<2のために,短い損傷スコア(AIS)を有する患者を含んだ。非TBI群は,頭蓋外AIS≧3と頭部AIS<2の患者を含んだ。高線維素溶解は,EDにおける到着時のDダイマーレベル≧38mg/Lと定義された。非TBI患者と比較することにより,TBI患者における高線維素溶解と損傷重症度/組織損傷/組織灌流の間の関係を評価した。結果:TBI群で111例,非TBI群で126例を登録した。両群において,高線維素溶解を有する患者は,より重篤な損傷を有し,高線維素溶解を伴わない患者よりも,より頻繁に輸血を受けた。乳酸デヒドロゲナーゼおよびクレアチンキナーゼ濃度に基づいて評価した組織損傷は,両群において高線維素溶解と関連していた。TBIを有する患者の間で,死亡率は,高線維素溶解を有する患者において,高線維素溶解のない患者におけるそれらより高かった。乳酸濃度に基づいて評価した組織低潅流は,非TBI群のみで高線維素溶解と関連した。乳酸レベルの増加は,非TBI群において凝固線溶変数(プロトロンビン時間の延長と活性化部分トロンボプラスチン時間の延長,フィブリノーゲンレベルの低下,およびDダイマーレベルの増加)と相関していたが,TBI群ではそのような相関は観察されなかった。結論:高線維素溶解はTBIおよび非TBI患者における組織損傷および外傷重症度と関連している。しかしながら,組織低灌流は非TBI患者では高線維素溶解と関連するが,TBI患者では関連しない。組織低灌流は,孤立性TBI患者における高線維素溶解の発生に対する必要条件ではない可能性がある。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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