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J-GLOBAL ID:201802280846628849   整理番号:18A1423198

Cu基三元系合金を用いて作製した超伝導Nb3Sn線材の組織観察

Microstructure observation of Nb3Sn superconducting wires fabricated using Cu-base ternary alloys
著者 (10件):
資料名:
巻: 57  ページ: 37-41  発行年: 2018年08月01日 
JST資料番号: S0603A  ISSN: 1347-7234  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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現在,Nb3Snは高い性能で核融合プラズマを閉じ込めるための国際熱核融合実験炉(ITER)中の高磁場超伝導コイル用の候補として考えられている。Nb3Snは優れた高磁場特性と相対的に良好な加工性を有するが,Nb3Snワイヤ上の高い機械的および熱的歪による臨界電流の劣化が核融合磁石の損傷をもたらすかもしれない。Nb3Snワイヤの強度劣化は解決されるべ問題である。著者らの研究グループは,固溶体硬化によるNb3Sn相形成の後に残留するベース金属へのZnの添加によるNb3Snワイヤの強化のための新しい方法を開発した。本研究においては,Cu-Sn-Zn三元青銅合金によって囲まれた7771のNbマルチフィラメントのストランドを熱処理(700°C,100h)によるNb3Sn超電導ワイヤの製造のために調製した。Nb3Snマルチフィラメントワイヤの断面を集束イオンビーム(FIB)によって切断し,ミクロ組織観察を透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて実施した。走査電子顕微鏡(SEM)を元素マップを得るために用いた。詳細な定量分析とミクロ組織観察が,熱処理後にNbフィラメント,Nb3Sn層およびCu母相の存在を明らかにした。TEMおよびSEM観察の結果から,Nb3Sn相はNbフィラメントとCu合金母相の間の界面において形成したことを確認した。Nb3Sn層から得た制限視野回折(SAED)パターンがA15構造として指数付された。Nb3Sn相の厚みはSn量の増加と共に増大した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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変態組織,加工組織  ,  金属系超伝導体の物性 
引用文献 (7件):
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