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J-GLOBAL ID：201802281175916691   整理番号：18A0663725

ビーチロック試料の正確な膠結年代決定法の開発

Development of Physical and Chemical Analysis to Obtain Correct Concretion Age for Beachrock Sample

著者 (6件)： 小元久仁夫 (日本大 大学院理工学研究科) ,  小元久仁夫 (日本大 文理) ,  藁谷哲也 (日本大 大学院理工学研究科) ,  藁谷哲也 (日本大 文理) ,  塩見昌司 (日本大 生産工) ,  南雅代 (名古屋大 宇宙地球環境研)
資料名： 名古屋大学年代測定研究  (Nagoya University Bulletin of Chronological Research)
巻： 2  ページ： 7-11  発行年： 2018年03月31日 
JST資料番号： L6761B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ビーチロックの膠結年代を決定するため,宮古島の大浦田原海岸とマイバーバマから合計11個の海洋炭酸塩試料を採取しAMS¹⁴C年代測定を行った。その結果,大浦田原海岸のビーチロックの形成速度として3~24cm/yが得られた。この数値は小元ほか(2017)の3~7cm/yより大きく,また陸側から海側までの試料の年代分布とも一致しない。またペア試料とした幾つかの試料の年代が2σの誤差範囲で一致しないという問題も生じた。一方,マイバーバマから採取した2試料はハマサンゴ(Porites sp.)と鑑定され,年代測定の結果1626cal ADと1679cal AD(平均1653±23cal AD)となった。この年代はハマサンゴが大津波(例えば1771年の明和津波)によって打ち上げられた可能性を示している。(著者抄録)

シソーラス用語： *砂岩 ,  *海岸 ,  膠結作用 ,  加速器質量分析 ,  *放射性炭素法年代測定 ,  イシサンゴ類 ,  沖縄県 ,  島 ,  成長速度 ,  古津波 ,  試料採取 ,  汀線 ,  炭酸カルシウム ,  測定誤差 ,  津波堆積物
準シソーラス用語： AMS【質量分析】 ,  ハマサンゴ ,  ビーチロック ,  宮古島 ,  歴史津波

分類 (1件)： 年代測定  (DD01050W)

タイトルに関連する用語 (5件)： ロック ,  試料 ,  膠結 ,  年代決定 ,  開発