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J-GLOBAL ID:201802282643017588   整理番号:18A0362352

2016年熊本地震の3次元動的破壊シミュレーション

3-D dynamic rupture simulations of the 2016 Kumamoto, Japan, earthquake
著者 (4件):
資料名:
巻: 69  号: Nov  ページ: 69:150 (WEB ONLY)  発行年: 2017年11月 
JST資料番号: U0519A  ISSN: 1880-5981  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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三次元動的破壊シミュレーションを用いて2016年Mw7.1熊本地震を調査し,余震分布に基づいて推定した複雑な断層形状を仮定して主震の破壊が何故そしてどのように伝搬したかを成功裡に解明した。Mw7.1の主震は,布田川断層と日奈久断層に沿って発生した。主震前の28時間以内に,3つのM6クラスの前震が発生していた。それらの震源は,日奈久および布田川断層に沿って位置し,それらの震源メカニズムは主震と同様であった。したがって,主震の断層面上には広範囲の応力シャドウが発生していたことになる。まず筆者らは,再決定した余震震源の時間的進展に基づいて,主震とともに3つの前震の断層面の形状を推定した。次に,推定した断層面上に一定の応力降下を有する楕円形の亀裂を仮定し,3つの前震の発生に起因する主震断層面上における静的応力変化を評価した。得られた静的応力変化の分布は,クーロン破壊応力変化(ΔCFS)が主震の震源直下で正であり,一方,震源の上の浅い領域のΔCFSが負であることを示した。したがって,これらの前震は主震破壊の開始を促し,破壊が浅い領域に向かって伝播するのを抑制した可能性がある。最後に,これらの前震に起因する静的応力変化と局所応力場の合計である初期応力分布を用いて,主震の3次元動的破壊シミュレーションを行った。均一な摩擦パラメータを有した滑り弱化則を仮定し,摩擦パラメータと主応力の値を変えることにより,3次元動的破壊を計算した。筆者らは,地震波形解析によって明らかにされた主震破壊の特徴を再現する可能性のあるパラメータ範囲を得た。筆者らはまた,自由表面が主震の滑りの進展を促進することも観察した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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地震の物理的性質 
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