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J-GLOBAL ID：201802283041479576   整理番号：18A0462794

フェニルビスオキサゾリンロジウム(III)錯体を用いたα-ケトエステルおよびα-ケチミノエステルに対する直接的触媒的不斉アルキニル化反応の開発

Development of Direct Enantioselective Alkynylation of α-Ketoester and α-Ketiminoesters Catalyzed by Phenylbis(oxazoline)Rh(III) Complexes

著者 (4件)： 森崎一宏 (京大 化研) ,  森本浩之 (九大 大学院薬学研究院) ,  真島和志 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  大嶋孝志 (九大 大学院薬学研究院)
資料名： 有機合成化学協会誌  (Journal of Synthetic Organic Chemistry, Japan)
巻： 76  号： 3  ページ： 226-240  発行年： 2018年03月01日 
JST資料番号： F0383A  ISSN： 0037-9980  CODEN： YGKKAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・α-ケチミノエステル(ktm)に対する直接的触媒的不斉アルキニル反応の開発と題する(Phebox)Rh(III)錯体の合成経路の発見。その新規触媒系の開発に有用な知見を与える反応機構探索を試行,そして下記について実施経路探索を具体的に紹介。
・α-ケトエステルに対する直接的触媒的不斉アルキニル化反応の開発,続くα-ケチミノエステル(ktm)に対した直接的触媒的不斉アルキニル化反応の開発。
・ktmに対する直接的触媒的不斉アルキニル化反応の反応機構の解析(アルキニルロジウム種の単離とプロトン原の同定,活性種形成後の速度論解析,その他の反応機構解析と想定反応機構探索)。
・より高活性な触媒活性種前駆体の開発「アルキニル配位子の交換反応,触媒量低減の検討,求電子剤の基質一般性の拡大への言及」。

シソーラス用語： *ロジウム錯体 ,  *不斉反応 ,  不斉合成 ,  酸素複素環化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  *アルキニル化 ,  *反応機構 ,  触媒活性 ,  *不斉配位子 ,  求電子試薬 ,  *錯体生成 ,  *配位子交換 ,  基質 ,  反応経路 ,  イミン ,  ケトン ,  反応速度論 ,  ケチミン ,  触媒的不斉合成 ,  オキサゾリン類 ,  芳香族炭化水素 ,  アセチレン化合物
準シソーラス用語： オキサゾリン誘導体

分類 (1件)： 白金族元素の錯体  (CE01100E)

物質索引 (7件)： (3aR)-2-[3-(4α-イソプロピル-4-オキサゾリン-2-イル)フェニル]-3aβ,8aβ-ジヒドロ-8H-インデノ[1,2-d]オキサゾール ,  (3aR)-2-[3-(4α-イソプロピル-4-オキサゾリン-2-イル)-5-ニトロフェニル]-3aβ,8aβ-ジヒドロ-8H-インデノ[1,2-d]オキサゾール ,  1-フェニル-3-ヒドロキシ-4,4,4-トリフルオロ-1-ブチン-3-カルボン酸エチル ,  2-[(ベンジルオキシカルボニル)アミノ]-2-(トリフルオロメチル)-3-ブチン酸エチル ,  3,3,3-トリフルオロピルビン酸エチル ,  3,3,3-トリフルオロ-2-[(ベンジルオキシカルボニル)イミノ]プロパン酸エチル ,  フェニルアセチレン

引用文献 (137件)：

• 1) アルキンを用いた反応の総説: Modern Alkyne Chemistry: Catalytic and Atom-Economic Transformations, eds. by B. M. Trost, C.-J. Li, Weinheim, Wiley-VCH, 2014
• 2) アルキニル化反応の総説: (a) P. G. Cozzi, R, Hilgraf, N. Zimmermann, Eur. J. Org. Chem., 2004, 4095
• (b) B. M. Trost, A. H. Weiss, Adv. Synth. Catal., 351, 963 (2009)
• (c) T. Ohshima, H. Morimoto, K. Morisaki, In Comprehensive Chemistry; eds. by E. M. Carreira, H. Yamamoto, Elsevier: Oxford, U. K., 2012: Vol. 4, p. 355-377 (updated on Feb 2015)
• 3) アルデヒドおよびケトンに対する当量反応の例の代表的なもの: (a) T. Mukaiyama, K. Suzuki, K. Soai, T. Sato, Chem. Lett., 1979, 447

タイトルに関連する用語 (5件)： 錯体 ,  ケトエステル ,  触媒 ,  アルキニル化 ,  開発