文献

J-GLOBAL ID：201802283731280974   整理番号：18A0405842

ホウ素化アンチセンスオリゴヌクレオチドによるほ乳類細胞における過酸化水素誘発遺伝子サイレンシング【Powered by NICT】

Hydrogen peroxide-triggered gene silencing in mammalian cells through boronated antisense oligonucleotides

著者 (5件)： Mori Shohei (Graduate School of Pharmaceutical Sciences, Osaka University, 1-6 Yamadaoka, Suita, Osaka 565-0871, Japan. [e-mail] [e-mail]) ,  Morihiro Kunihiko ,  Okuda Takumi ,  Kasahara Yuuya ,  Obika Satoshi
資料名： Chemical Science (Web)  (Chemical Science (Web))
巻： 9  号： 5  ページ： 1112-1118  発行年： 2018年 
JST資料番号： U7042A  ISSN： 2041-6539  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 過酸化水素(H_2O_2)は,種々の疾患に関与する反応性酸素種(ROS),神経変性,糖尿病,及び癌を含む。ここでは,哺乳類細胞における特異的遺伝子発現を調節するH_2O_2を使用する新しい手法を導入した。H_2O_2~-応答性(responsive)ヌクレオシド類似体,核酸塩基のWatson-Crick面はアリールボロン部分によるかご型である,を合成した。これらの類似体の一つ,ほう素化チミジン(dT~B),自動化DNA合成を用いてオリゴデオキシヌクレオチド(ODN)に組み込んだ。相補RNAへの本ホウ素化ODNのハイブリダイゼーション能はH_2O_2添加offからonへの方向にスイッチできた。さらに,dT~Bで修飾したアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASOs)を用いたほ乳類細胞におけるH_2O_2~-誘発遺伝子サイレンシングを示した。我々のアプローチは,ほう素化ASOsの配列設計による関心のある遺伝子の調節に使用でき,標的疾患治療法の開発に寄与するであろう。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： *遺伝子 ,  DNA合成 ,  活性酸素 ,  治療法 ,  ヌクレオシド類似体 ,  *遺伝子サイレンシング ,  核酸塩基 ,  類似物質 ,  遺伝子発現 ,  *過酸化水素 ,  *ホウ素化
準シソーラス用語： cRNA ,  オリゴデオキシヌクレオチド ,  *哺乳類細胞 ,  *アンチセンスオリゴヌクレオチド , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  分子の電子構造  (BH05010Q)

タイトルに関連する用語 (6件)： ホウ素化 ,  アンチセンスオリゴヌクレオチド ,  ほ乳類細胞 ,  過酸化水素 ,  誘発 ,  遺伝子サイレンシング