水稲栽培における水田除草ロボットの効果

SORI Hitoshi; INOUE Hiroyuki; HATTA Hiroyuki; ANDO Yasuhiro

文献

J-GLOBAL ID：201802285204009852 整理番号：18A0768491

水稲栽培における水田除草ロボットの効果

Effect for a Paddy Weeding Robot in Wet Rice Culture

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資料名：
巻： 30 号： 2 ページ： 198-205 発行年： 2018年04月20日
JST資料番号： L0735A ISSN： 0915-3942 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

近年,化学除草剤を使用しない水田稲作は,消費者ニーズの多様化,農薬フリー生産の選択,環境負荷低減の必要性により需要が高まっている。本論文では,水田を除草しながら自律的にナビゲーションできる“除草ロボット”を提案する。除草ロボットは,土壌をかき回すことによって雑草を除去し,太陽光を遮断することによって雑草の成長を阻害する。それは,その回転数がパルス幅変調(PWM)信号によって制御される2つの車輪を持っている。さらに,それは,回転時に使用される方位角センサとイネ植物を検出するための容量性タッチセンサを持っている。水稲栽培におけるその効果を実証するために,著者らは2つのタイプの水田,すなわち従来の栽培と疎植栽培で提案した除草ロボットを用いてナビゲーション実験を行った。実験結果は,提案した除草ロボットが除草効果において効果的であり,イネ苗成長を促進し,作物収量を増加させることを示した。(翻訳著者抄録)

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産業用ロボット , 稲作 , 圃場作業用機械

引用文献 (11件)：

J. Sato, “Farming Robots,” J. Robot. Mechatron., Vol.9, No.4, pp. 287-292, 1997.
K. Imou, “Automatization and Robotization of Agricultural Machinery,” J. of the Robotics Society of Japan, Vol.35, No.5, pp. 376-378, 2017.
W. Nakagawa, “Robots of Agricultural Implement and Machinery. Current State, Problem, and View in the Future,” J. of the Robotics Society of Japan, Vol.35, No.5, pp. 387-389, 2017.
N. Noguchi, J. F. Reid, Q. Zhang, L.Tian, and A. C. Hansen, “Vision Intelligence for Mobile Agro-Robotic System,” J. Robot. Mechatron., Vol.11, No.3, pp. 193-199, 1999.
K. Tamaki, “The research project of agricultural robot for land utilization mainly in paddy fields,” Farming mechanization, Vol.3104, pp. 14-17, 2010 (in Japanese).

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