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J-GLOBAL ID：201802285474761896   整理番号：18A0662190

X線分析顕微鏡を用いた,食品中元素の定量マッピング機能の検討

Study of Quantitative Mapping of Elements in Food Using X-Ray Analytical Microscope

著者 (4件)： 中野ひとみ (堀場テクノサービス 分析技セ) ,  仲西由美子 (日清製粉グループ本社 基礎研) ,  田中悟 (堀場テクノサービス 分析技セ) ,  駒谷慎太郎 (堀場テクノサービス 分析技セ)
資料名： X線分析の進歩  (X線工業分析)
巻： 49  ページ： 241-248  発行年： 2018年03月31日 
JST資料番号： Z0547B  ISSN： 0911-7806  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 卓上型のX線分析顕微鏡(Micro-XRF)を用いて,パスタ断面のマッピング分析を行い,塩分濃度分布の可視化を行った。卓上型のMicro-XRFは,X線管の管電圧,管電流が低く,有機物の試料でもX線による表面焼けなどの変色が起こりにくく,簡易に実験室で扱えるという利点がある。塩水で茹で,塩分濃度が既知であるパスタ試料を用いて塩分濃度の検量線を作成し,比較用のパスタ試料をマッピング分析したところ,パスタ外周から中心に向かって塩分濃度が低くなっている様子を画像で確認できた。さらに,定量値は電量滴定法で得られた塩分濃度と正の相関を示した。Micro-XRFを用いることにより食品中の元素の定量マッピング像を非破壊で確認できる可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *X線顕微鏡 ,  *食品分析 ,  *濃度分布 ,  マカロニ類 ,  塩分 ,  可視化 ,  *蛍光X線分析 ,  電量滴定 ,  非破壊分析 ,  *元素マッピング
準シソーラス用語： *X線分析顕微鏡 ,  パスタ

分類 (2件)： その他の物理分析  (CC03014E) ,  食品の分析  (FJ01030U)

引用文献 (10件)：

• 駒谷慎太郎:X線分析顕微鏡,′′蛍光X線分析の実際′′,中井 泉編,p.142,(2016),(朝倉書店).
• 農林省農林水産技術会議事務局編:食品分析研究会報告書,48年度,p.41,(1974).
• 新野 靖:食品分析における食塩濃度の測定法, 調理科学,27,No.1,57-62,(1994).
• S. Ohzawa: Readout English Edition (Horiba Technical Reports), 12, 78 (2008).
• S. Komatani, T. Aoyama, S. Ohzawa, K. Tsuji: Development of Compact X-ray Analytical Microscope, X線分析の進歩, 43, 241-247, (2012).

タイトルに関連する用語 (5件)： X線分析 ,  顕微鏡 ,  食品 ,  定量 ,  マッピング