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J-GLOBAL ID：201802286634117386   整理番号：18A0989943

転波列流れの流速と周期特性に関する実験的研究

EXPERIMENTAL STUDY ON THE ROLL WAVES FLOW VELOCITY AND PERIODIC PROPERTIES

著者 (2件)： 宮島昌弘 (大阪産業大学 工学部都市創造工学科) ,  水谷夏樹 (大阪産業大学 工学部都市創造工学科)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 73  号： 4  ページ： I_727-I_732(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： この論文は,転波列流れに関する流速と周期について実験的に検討したものである.転波列研究に関してこれまで具体的に実験結果を踏まえて議論された研究は数少ない.本文では,まずPIV手法を用いた内部流速についての知見を示し,次に超音波式距離計を用いた実験を行って周期特性を明らかにしている.実験の結果,転波列流れが対数則分布より速い流速値を示していること,そして周期の発生要因については摩擦速度と粘性底層厚が重要な因子であり,これを用いた速度勾配でストローハル数タイプの無次元量を提示した.さらに転波列はこの底面の渦の発生による水面付近の擾乱が,流下方向に自由流下している挙動が示された.転波列流れは周期内で加速しながらある安定条件に移行して流下していく流れであると考えられる.(著者抄録)

シソーラス用語： 波動 ,  *流体流 ,  流速 ,  周期 ,  粒子画像流速測定 ,  超音波応用計測 ,  速度 ,  層流底層 ,  水理模型実験
準シソーラス用語： 水理模型試験 ,  *転波列 ,  摩擦速度

著者キーワード (5件)： shear velocity ,  viscous sublayer ,  roll waves ,  turbulent flow ,  laminar flow

分類 (1件)： 高速水流  (RC10070B)

引用文献 (7件)：

• 1) Dressler, R. F. : Mathematical solution of the problem of roll-waves in inclined open channels, Communication on Pure and Applied Mathematics, Vol. II, No. 2/3, pp. 149-194, 1949.
• 2) 岩垣雄一,岩佐義朗 : 転波列の水理学特性について-薄層流に関する研究(第7報)-, 土木学会誌,第40巻,第1号,1955.
• 3) 五十嵐章,泉典洋,細田尚 : 転波列の発達過程, 水工学論文集,第48巻,pp. 493-498,2004.
• 4) 白井秀和,細田尚 : 動的平衡過程としての転波列の発達過程と平衡状態の特性,土木学会論文集A2(応用力学),70(2),I_819-I_830,2014.
• 5) 新井宗之,水山高久 : 転波列性泥流のサージ波長に関する基礎的検討, 土木学会論文集A2(応用力学),67(2),I_345-I_354,2011.

タイトルに関連する用語 (4件)： 流れ ,  流速 ,  周期 ,  実験的研究