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J-GLOBAL ID：201802287058327829   整理番号：18A0172849

現場で使える高感度で迅速な簡易分析法

著者 (1件)： 水口仁志 (徳島大 大学院)
資料名： 化学と教育  (Chemistry & Education)
巻： 66  号： 1  ページ： 22-23  発行年： 2018年01月20日 
JST資料番号： G0942A  ISSN： 0386-2151  CODEN： KAKYEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・試料水を採取する現場で迅速に対象物質の濃度をチェックする方法における測定感度不足の問題を解決できる高感度な簡易分析法としてメンブランフィルター濃縮法について説明。
・基本原理は対象物質と反応する発色試薬を採取した試料水に加え,生成した有色錯体を濾過によりフィルターに吸着させて着色の濃淡の度合いから対象物質の濃度を評価。
・通水性の高いフィルターにナイロン6やセルロースアセテートなどの高分子ナノファイバを積層させた複合化フィルターを作製し,適用した結果,測定感度を損なうことなく濾過時間の大幅短縮に成功。
・この方法に適用できた試薬と錯体の例としてα-フリルジオキシムによるニッケル錯体およびジベンジルジチオカルバミド酸塩によるヒ素錯体を紹介。

シソーラス用語： *迅速分析 ,  高感度 ,  現場 ,  *膜濾過 ,  濃縮 ,  発色試薬 ,  ナノファイバ ,  積層材料 ,  ポリテトラフルオロエチレン ,  ビスフェノールAポリカーボネート ,  セルロースアセテート ,  ナイロン6 ,  ポリエーテルスルホン ,  セルロースニトレート ,  多孔性 ,  ニッケル錯体 ,  錯体生成 ,  フィルタ ,  吸着 ,  ヒ素化合物 ,  窒素族元素錯体 ,  *水質試験 ,  化学分析 ,  ヒ素錯体 ,  *簡易分析 ,  超微量分析 ,  オキシム ,  酸素複素環化合物 ,  ジケトン

分類 (2件)： 膜分離  (XD02120Z) ,  水中の汚染物質の化学分析  (CC07080P)

物質索引 (2件)： α-フリルジオキシム ,  ジベンジルジチオカルバミド酸ナトリウム

引用文献 (4件)：

• 1) 田口 茂,村居啓太,ぶんせき 2008,67.
• 2) 水口仁志,石田亮太,河野泰志,橘 忠彦,本田知己,木島龍朗,高柳俊夫,分析化学 2017,66,363.
• 3) H. Mizuguchi, Y.-F. Zhang, H. Onodera, S. Nishizawa, J. Shida, Chem. Lett. 2008, 37, 792.
• 4) 舟山剛史,水口仁志,志田惇一,分析化学 2013,62,685.

タイトルに関連する用語 (4件)： 現場 ,  高感度 ,  簡易 ,  分析法