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J-GLOBAL ID：201802287879783096   整理番号：18A0061572

トリフルオロアセチルシクロアルカノン類とβ-ジケトンによるAl, Ga, In, Znの相互抽出分離

Mutual Extraction Separation of Al, Ga, In and Zn with Trifluoroacetylcycloalkanones and β-Diketones

著者 (5件)： 梅谷重夫 (京都大学化学研究所) ,  佐々木ゆかり (京都大学化学研究所) ,  宗林由樹 (京都大学化学研究所) ,  向井浩 (京都教育大学教育学部) ,  山崎祥子 (奈良教育大学教育学部)
資料名： 分析化学
巻： 66  号： 11  ページ： 817-824(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0008A  ISSN： 0525-1931  CODEN： BNSKAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： トリフルオロアセチルシクロアルカノン類と数種のβ-ジケトンによる13族金属,亜鉛の相互抽出分離が検討された.抽出試薬の配位原子間距離(バイトサイズ)は密度汎関数法により計算され,13族金属の抽出に大きな影響を与えることが確認された.トリフルオロアセチルシクロヘキサノン,トリフルオロアセチルシクロヘプタノン,フェニルアセチルアセトン,フェニルベンゾイルアセトンでは6,7員環構造,α位のフェニル基の効果により配位原子間距離が小さくなり,これらの抽出試薬ではInが全く抽出されなかった.Alの抽出では配位子間接触(インターリガンドコンタクト)の効果が見られた.Znはトリフルオロアセチルシクロアルカノン類により13族金属よりはるかに高pH側で抽出され,容易に13族金属から分離可能である.(著者抄録)

シソーラス用語： *ジケトン ,  *脂環式ケトン ,  *分離 ,  *アルミニウム ,  *ガリウム ,  *インジウム ,  *亜鉛 ,  抽剤 ,  密度汎関数法 ,  核間距離 ,  分子軌道法 ,  pH依存性 ,  *溶媒抽出
準シソーラス用語： 原子間距離

著者キーワード (7件)： mutual extraction separation ,  group-13 metals ,  zinc ,  trifluorocycloalkanone ,  β-diketone ,  bite size ,  inter-ligand contact

分類 (1件)： 抽出  (CC01040H)

物質索引 (8件)： 3-フェニル-4-(α-ヒドロキシベンジリデン)イソオキサゾール-5(4H)-オン ,  3-フェニル-4-ヒドロキシ-3-ペンテン-2-オン ,  2-(1-ヒドロキシ-2,2,2-トリフルオロエチリデン)シクロペンタン-1-オン ,  2-(1-ヒドロキシ-2,2,2-トリフルオロエチリデン)シクロヘキサン-1-オン ,  2-(1-ヒドロキシ-2,2,2-トリフルオロエチリデン)シクロヘプタン-1-オン ,  4-ヒドロキシ-5,5,5-トリフルオロ-3-ペンテン-2-オン ,  1-フェニル-3-ヒドロキシ-4,4,4-トリフルオロ-2-ブテン-1-オン ,  3,4-ジフェニル-4-ヒドロキシ-3-ブテン-2-オン

引用文献 (17件)：

• 1) Q. T. H. Le, S. Umetani, H. Takahara, M. Matsui : Anal. Chim. Acta, 272, 293 (1993).
• 2) R. D. Shannon : Acta Crystallogr. Sect. A, 32, 751 (1976).
• 3) T. Okabe : Chemical Engineering, 74, 102 (2010).
• 4) T. Okabe, K. Nose : OHM, 97, 38 (2010).
• 5) Q. T. H. Le, S. Umetani, M. Suzuki, M. Matsui : J. Chem. Soc., Chem. Comm., 1995, 2271.

タイトルに関連する用語 (5件)： β-ジケトン ,  Al ,  Ga ,  Zn ,  抽出分離