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J-GLOBAL ID：201802289256109045   整理番号：18A1333497

ユーグレナの産業利用

著者 (2件)： 山田康嗣 (ユーグレナ) ,  鈴木健吾 (ユーグレナ)
資料名： 科学と工業  (Science and Industry)
巻： 92  号： 7  ページ： 177-182  発行年： 2018年07月20日 
JST資料番号： F0106A  ISSN： 0368-5918  CODEN： KKGOAG  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ユーグレナはミドリムシという和名でなじみが深い単細胞微生物であるが,2005年にその一種であるEuglena gracilisの食用大量生産の技術が実現したことにより,産業的本格利用が始まった。豊富な栄養素と,特有の機能性物質であるパラミロンを含有することから,乾燥粉末を利用した栄養補助食品などが開発され流通している。ユーグレナは,特有の代謝機構からワックスエステルとして細胞内に油脂を蓄積することも知られており,バイオ燃料生産などへの利用可能性も検討されている。本稿ではユーグレナを利用した産業の始まりの経緯と今後の展開について解説する。(著者抄録)

シソーラス用語： *ユーグレナ類 ,  ミドリムシ ,  *生物 ,  大量生産 ,  栄養素 ,  機能材料 ,  βグルカン ,  粉体 ,  サプリメント ,  エステル ,  油脂 ,  *生物燃料 ,  *利用
準シソーラス用語： バイオ燃料 ,  パラミロン ,  ワックスエステル ,  栄養補助食品 ,  乾燥粉末 ,  機能性物質 ,  *産業利用 ,  *単細胞生物

分類 (2件)： 海藻類  (FH02040G) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

引用文献 (35件)：

• 園田頼和,清古義雄,風袋則夫,村上利雄,醗酵工学雑誌,51,484(1973).
• W. Becker, ′′Microalgae in human and animal nutrition′′, A. Richmond(ed.), p.312 (2004, Blackwell, Oxford).
• 田宮 博,生化学, 27, 1(1955).
• 田宮 博,細胞科学シンポジウム, 6, 1(1957).
• G. S. Jensen, D. I. Ginsberg, M. S. Drapeau, J. Am. Nutraceutical Assoc, 3, 24 (2001).

タイトルに関連する用語 (1件)： 産業利用