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J-GLOBAL ID:201802289843276468   整理番号:18A0465088

MIP-1α自己分泌ループ抗がん剤に対する感受性低下に寄与する【Powered by NICT】

The MIP-1α autocrine loop contributes to decreased sensitivity to anticancer drugs
著者 (12件):
資料名:
巻: 233  号:ページ: 4258-4271  発行年: 2018年 
JST資料番号: E0042B  ISSN: 0021-9541  CODEN: JCLLA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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マクロファージ炎症蛋白質-1α(MIP 1α),腫瘍壊死因子-α,および肝細胞成長因子を含む,いくつかの自己分泌可溶性因子は多発性骨髄腫(MM)細胞における細胞生存および増殖を促進する。MIP-1α自己分泌ループの阻害はMM細胞系における抗癌剤の細胞毒性効果を増強するかもしれないと仮定した。本研究では,MIP-1α中和抗体は細胞増殖を抑制し,MM細胞に対するメルファランまたはボルテゾミブの細胞毒性効果を増強した。さらに,メルファラン抵抗性細胞(RPMI8226/L PAMとHS sultan/L PAM細胞)はMIP-1αを分泌し,MIP-1αの中和抗体は部分的にメルファラン抵抗性を克服した。さらに,MIP-1α中和抗体とメルファランまたはボルテゾミブによる併用療法は,細胞外シグナル制御キナーゼ1/2(ERK1/2),Aktおよび哺乳類ラパマイシン標的(mTOR)活性化,Bcl 2,Bcl xL,およびサバイビンの発現を阻害し,Bimおよび切断されたポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PARP)の発現をアップレギュレートした。MIP-1αsiRNAによるIM9細胞の処理は,ERK1/2,Akt,およびmTORの活性化を抑制し,メルファランとボルテゾミブの細胞毒性効果を増強した。これらの結果は,MIP-1α中和抗体またはMIP-1αsiRNAはケモカイン受容体/ERKとケモカイン受容体/Akt/mTOR経路を抑制することによるメルファランとボルテゾミブの細胞毒性効果を増強することを示した。MIP-1αの阻害は,MM患者における腫瘍進行と骨破壊を制御するための新しい治療的アプローチを提供するかもしれない。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  生物学的機能 
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