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J-GLOBAL ID:201802290737516423   整理番号:18A0331463

親油性トリフェニルホスホニウム誘導体は腫瘍細胞におけるミトコンドリアエネルギー代謝の阻害を介して放射線誘発細胞死を増強する【Powered by NICT】

Lipophilic triphenylphosphonium derivatives enhance radiation-induced cell killing via inhibition of mitochondrial energy metabolism in tumor cells
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巻: 390  ページ: 160-167  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0606B  ISSN: 0304-3835  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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最近放射は,種々の腫瘍細胞株におけるミトコンドリアエネルギー代謝を増強することが報告されている。ミトコンドリア機能におけるこの照射誘起変化は腫瘍細胞生存性にどのように影響するか調べるために,種々の親油性トリフェニルホスホニウム(TPP~+)カチオン誘導体とTPP~+(「水戸」という)のある4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-1-オキシ-ピペリジン(テンポール)のような関連化合物は,ミトコンドリア電子伝達系を阻害するように設計した。水戸-(CH_2)10テンポール(M10T)とその誘導体,水戸-(CH_2)5テンポール(M5T),水戸-(CH_2)10テンポールメチル(M10T Me),水戸C_10H_21(M10),C_10H_21テンポール(10t)を調製した。HeLaヒト子宮頚部腺癌細胞とA549ヒト肺癌細胞において,化合物ミトコンドリアへの取込はテンポール(M10T,M5T,および10t)と共役したTTP~+類似体間で最高であった。M10T,M10T Me,およびM10は強い細胞毒性と増強されたX線照射誘発生殖細胞死を示したが,10tとM5Tはそうではなかった。さらに,M10T,M10T Me,およびM10は基礎ミトコンドリア膜電位と細胞内ATPを減少させた。M10T処理はATP産生におけるX線誘発増加を阻害した。これらの結果は,TPPカチオンと長い炭化水素リンカーは腫瘍細胞の放射線増感に必須であることを示す。親油性TPP~+による細胞内ATPの減少が観測された放射線増感に部分的に関与する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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抗腫よう薬の基礎研究 
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