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J-GLOBAL ID:201802296467219564   整理番号:18A0129660

4-ヒドロペルオキシ-2-デセン酸エチルエステルはNrf2-AREとeIF2αATF4経路の活性化を介して6 ヒドロキシドーパミン インズセド細胞死から保護する【Powered by NICT】

4-Hydroperoxy-2-decenoic acid ethyl ester protects against 6-hydroxydopamine-induced cell death via activation of Nrf2-ARE and eIF2α-ATF4 pathways
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巻: 112  ページ: 288-296  発行年: 2018年 
JST資料番号: E0890A  ISSN: 0197-0186  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Parkinson病(PD)は,黒質におけるドーパミン作動性ニューロンの進行性変性を特徴とする神経変性疾患である。酸化ストレスは病因に密接に関連し,PDの症状の悪化であることが報告されている。一つの治療戦略は,酸化ストレスによる神経損傷を軽減することである。本研究では,ヒト神経芽細胞腫SH-SY5Y細胞を用いた酸化ストレス誘発細胞死に対するローヤルゼリー(RJ)脂肪酸とそれらの誘導体の保護効果を調べた。合成されたRJ脂肪酸誘導体,4-ヒドロペルオキシ-2-デセン酸エチルエステル(HPO DAEE)は顕著にヘムオキシゲナーゼ-1(HO 1)のような抗酸化酵素を誘導した。HPO DAEEによる前処理は,6 ヒドロキシドーパミン(6 OHDA)誘導細胞死に対して保護した。,抗酸化応答のマスター調節因子,NF-E2関連因子2(Nrf2)は,酸化ストレスに対する耐性獲得において重要な役割を果たす。HPO DAEEは,Nrf2の核内蓄積と活性化抗酸化応答要素(ARE),cis活性化調節要素を誘発し,HPO DAEEはNrf2-AREシグナル伝達を介して抗酸化遺伝子の発現を誘導することを示した。最近,活性化転写因子-4(AT F4)は,Nrf2と連携し抗酸化遺伝子発現を調節することが示されている。HPO DAEEは真核生物開始因子2α(eIF2α)のリン酸化,AT F4の上流エフェクターであるとAT F4のその後の核蓄積を促進することを見出した。eIF2αホスファターゼ阻害剤,サルブリナールは,6-OHDA誘発細胞死に対するHPO DAEE誘導HO-1発現と保護を増加させた。これらの結果は,HPO DAEEはNrf2-AREとeIF2αATF4経路の両方を活性化することを示す。さらに,ROS産生はHPO DAEEによるSH-SY5Y細胞の処理により起こり,抗酸化剤N アセチルシステインとグルタチオンはNrf2-AREとeIF2αATF4経路のHPO DAEE誘導活性化を抑制した。HPO DAEEによる亜致死酸化ストレスがこれらの両経路を活性化する可能性がある。まとめると,HPO DAEEはNrf2-AREとeIF2αATF4経路の協調的活性化を介して酸化ストレスへの適応応答を誘発すると結論した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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植物の生化学  ,  細胞生理一般 
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