特許
J-GLOBAL ID:201803001531393262

ガスセンサ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 吉竹 英俊 ,  有田 貴弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-200798
公開番号(公開出願番号):特開2018-063145
出願日: 2016年10月12日
公開日(公表日): 2018年04月19日
要約:
【課題】従来のマルチガスセンサに比して単純な構成を有し、かつNOxとNH3とを同時に測定可能なガスセンサを提供する。【解決手段】NOx測定電極44と外側ポンプ電極23の間に流れるポンプ電流に基づいて、被測定ガス中のNOx濃度を特定するガスセンサにおいて、外側ポンプ電極44を、NH3に対する触媒活性を不能化することで、センサ素子101が、外側ポンプ電極44と、基準電極42と、両電極との間の固体電解質とによって構成される混成電位セルを備えるNH3センサ部をさらに有するようにし、センサ素子101を400°C以上600°C以下に加熱したときに、外側ポンプ電極44と基準電極42との間に生じる電位差に基づくNH3濃度の特定と、ポンプ電流とNH3濃度とに基づく、NOx濃度の特定とを、同時並行的にまたは選択的に実行可能であるようにした。【選択図】図1
請求項(抜粋):
被測定ガス中の所定ガス成分を検出するガスセンサであって、 複数の酸素イオン伝導性固体電解質層を積層して構成されてなるセンサ素子と、 前記センサ素子の内部に備わり、前記センサ素子を加熱するヒータと、 を備え、 前記センサ素子が、 外部空間からの被測定ガスの導入口であるガス導入口と、 前記被測定ガスが導入される少なくとも1つの内部空所と、 前記外部空間から前記少なくとも1つの内部空所に至るまでの間に、前記被測定ガスに対して0.90(1/mm)以上6.00(1/mm)以下の拡散抵抗を付与する空所前拡散抵抗付与部と、 前記少なくとも1つの内部空所に面して形成されたNOx測定電極と、 前記センサ素子の表面に形成された外側ポンプ電極と、 前記複数の酸素イオン伝導性固体電解質層のうちの2つの間に、基準ガスに接触するように配置された基準電極と、 を備え、前記NOx測定電極と、前記外側ポンプ電極と、前記NOx測定電極と前記外側ポンプ電極との間の固体電解質とによって電気化学的ポンプセルである測定用ポンプセルが構成されてなるNOxセンサ部、 を有するとともに、 前記外側ポンプ電極のNH3に対する触媒活性が不能化されてなることで、前記センサ素子が、前記外側ポンプ電極と、前記基準電極と、前記外側ポンプ電極と前記基準電極との間の固体電解質とによって構成される混成電位セルを備えるNH3センサ部、 をさらに有してなり、 前記センサ素子を前記ヒータによって400°C以上600°C以下の素子制御温度に加熱した状態において、 前記混成電位セルにおいて前記外側ポンプ電極と前記基準電極との間に生じる電位差に基づいたNH3濃度の特定と、 前記NOx測定電極と前記基準電極との間における電位差が一定に保たれるように前記NOx測定電極と前記外側ポンプ電極との間に印加される電圧を制御した状態において、前記NOx測定電極と前記外側ポンプ電極の間に流れるポンプ電流と、前記NH3濃度とに基づいた、前記被測定ガス中のNOx濃度の特定と、 を、同時並行的にまたは選択的に実行可能である、 ことを特徴とするガスセンサ。
IPC (1件):
G01N 27/416
FI (2件):
G01N27/416 331 ,  G01N27/416 376
引用特許:
出願人引用 (4件)
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