特許
J-GLOBAL ID:201803005772149538

磁気軸受制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 青木 篤 ,  鶴田 準一 ,  南山 知広 ,  宮本 哲夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-221260
公開番号(公開出願番号):特開2018-080712
出願日: 2016年11月14日
公開日(公表日): 2018年05月24日
要約:
【課題】擾乱を低減する磁気軸受制御装置を提供する。【解決手段】磁気軸受制御装置は、軸受制御系と、ラジアル方向擾乱力が生じる位置におけるX軸方向及びY軸方向擾乱力を計測するラジアル方向擾乱力計測器と、回転座標変換器と、低域通過フィルタと、積分器と、積分器の出力に対して所定の進相量を重畳したうえで固定座標系表現に変換した信号を上記軸受制御系に対するラジアル方向並進変位指令として出力する固定座標変換器とを有するラジアル方向並進変位指令制御系と、上記低域通過フィルタの出力に基づいて低域通過フィルタの出力の偏角回転角速度を出力する回転角速度変換器と、回転角速度変換器の出力に所定の重み付けゲインで積分した信号を上記固定座標変換器に対して上記所定の進相量として出力する重み付き積分器を有する最適進相量推定器と、を備える。【選択図】図4
請求項(抜粋):
ロータを電磁力によって浮上させる複数の電磁石からなる磁気軸受の、ラジアル方向をX軸及びY軸、ロータ回転軸をZ軸とする固定座標系において、上記ロータの幾何中心位置がX軸方向及びY軸方向に並進運動するラジアル方向並進変位、並びに上記ロータの幾何中心位置がZ軸方向に並進運動するアキシャル方向並進変位の3自由度並進変位と、上記ロータの幾何中心軸がZ軸を含む平面内で回動するラジアル方向回転変位の2自由度回転変位からなる5自由度ロータ変位に関する情報を検出する変位検出手段と、 該変位検出手段の出力を5自由度ロータ変位に変換するロータ変位演算器と、 該ロータ変位演算器の出力に基づいて、上記ロータの3自由度並進変位を上記磁気軸受の所定の位置に制御するための軸受力となるラジアル方向及びアキシャル方向軸受力指令、並びに上記ロータの2自由度回転変位を上記磁気軸受の所定の位置に制御するための軸受モーメントとなるラジアル方向軸受モーメント指令を出力する制御指令演算器と、 上記ロータ変位演算器の出力に基づいて、上記電磁石各々と上記ロータとのギャップ長を出力するギャップ長演算器と、 上記制御指令演算器の出力及び上記ギャップ長演算器の出力に基づいて、上記電磁石各々に供給するべき電流指令を出力する電流指令演算器と、 を有する軸受制御系と、 ラジアル方向擾乱力が生じている位置におけるX軸方向及びY軸方向擾乱力を計測するラジアル方向擾乱力計測器と、 該ラジアル方向擾乱力計測器の出力を、固定座標系をZ軸回りに所定の回転速度で回転 させた回転座標系表現に変換する回転座標変換器と、 該回転座標変換器の出力から低周波成分を抽出する低域通過フィルタと、 該低域通過フィルタの出力を符号反転させた後に積分した信号を、ラジアル方向並進変位指令の回転座標系表現として出力する積分器と、 該積分器の出力に対して所定の進相量を重畳したうえで固定座標系表現に変換した信号を、上記軸受制御系に対するラジアル方向並進変位指令として出力する固定座標変換器と、 を有するラジアル方向並進変位指令制御系と、 上記低域通過フィルタの出力に基づいて、該低域通過フィルタの出力の偏角回転角速度を出力する回転角速度変換器と、 該回転角速度変換器の出力に対して所定の重み付けゲインで積分した信号を、上記固定座標変換器に対して上記所定の進相量として出力する重み付き積分器と、 を有する最適進相量推定器と、 を備える磁気軸受制御装置。
IPC (1件):
F16C 32/04
FI (1件):
F16C32/04 A
Fターム (16件):
3J102AA01 ,  3J102BA03 ,  3J102CA02 ,  3J102CA10 ,  3J102CA27 ,  3J102DA02 ,  3J102DA03 ,  3J102DA09 ,  3J102DB01 ,  3J102DB07 ,  3J102DB08 ,  3J102DB18 ,  3J102DB25 ,  3J102DB31 ,  3J102DB37 ,  3J102GA20
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 磁気軸受制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2005-080242   出願人:三菱電機株式会社, 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 三菱プレシジョン株式会社

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