特許
J-GLOBAL ID:201803007983357750
損傷検査システム、損傷検査方法、およびプログラム
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
國分 孝悦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-203881
公開番号(公開出願番号):特開2018-066593
出願日: 2016年10月17日
公開日(公表日): 2018年04月26日
要約:
【課題】 タンクの底板の損傷の位置および程度を容易に且つ精度良く非破壊検査できるようにする。【解決手段】 損傷検査装置340は、差分電位u-Uに基づいてイメージ関数L(y)を導出して損傷位置を特定し、特定した損傷位置のそれぞれについて、差分電位u-Uに平均0(ゼロ)のノイズnuを付加したノイズ付加差分電位u-U+nuに基づいてイメージ関数L(y)を導出することを、イメージ関数L(y)の値が閾値を下回るまで、ノイズの大きさを段階的に大きくしながら行う。そして、損傷検査装置340は、閾値に最も近いイメージ関数L(y)または閾値と同じ値のイメージ関数L(y)を導出したときに差分電位u-Uに付加したノイズの大きさに対応する損傷の程度を導出する。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
側板と底板とを有するタンクの底板の損傷を検査する損傷検査システムであって、
前記底板の外周または前記側板に周方向に位相をずらして配置された複数の電極端子と、
前記底板の外周または前記タンクの側板に周方向に位相をずらして配置された3点以上の計測点と、
前記複数の電極端子のうちの2つの電極端子の間に電流を流すことを、パターンを変更しながら実行し、それぞれのパターンの電流を流したときの前記計測点のそれぞれの電位を測定する測定手段と、
前記タンクの底板の損傷の位置と当該損傷の程度とを導出する損傷検査装置と、を有し、
前記損傷検査装置は、前記測定手段により測定された電位を取得する電位取得手段と、
前記タンクの底板の損傷の位置を導出する損傷位置導出手段と、
前記損傷位置導出手段により導出された前記損傷の位置における前記損傷の程度を導出する損傷程度導出手段と、を有し、
前記測定手段により測定される前記電位は、一の基準点の電位に対する電位差であり、
前記損傷位置導出手段は、相互に同じ前記パターンの電流を流すことにより前記測定手段により測定された、前記タンクの検査時における前記計測点の電位と、当該タンクの基準状態時における当該計測点の電位との差分電位を、前記パターンごとに前記計測点のそれぞれについて導出する第1の手段と、
前記第1の手段により導出された前記差分電位に基づくイメージ関数を用いて、前記タンクの底板の損傷の位置を導出する第2の手段と、を有し、
前記損傷程度導出手段は、平均が0(ゼロ)のノイズが付加された前記差分電位であるノイズ付加差分電位を生成する第3の手段と、
前記第3の手段により生成された前記ノイズ付加差分電位に基づくイメージ関数を用いて、前記損傷位置導出手段により導出された前記損傷の位置における前記損傷の程度を導出する第4の手段と、を有し、
前記第1の手段により導出される前記差分電位に基づくイメージ関数は、損傷探索用ベクトルの、前記差分電位を表す行列の値域の補空間への射影の大きさを含み、
前記第3の手段により生成される前記ノイズ付加差分電位に基づくイメージ関数は、損傷探索用ベクトルの、前記ノイズ付加差分電位を表す行列の値域の補空間への射影の大きさを含み、
前記損傷探索用ベクトルは、前記底板の領域内の位置に応じて定まるベクトルであって、ノイマン関数を用いて算出される電位の前記計測点における値が成すベクトルであり、
前記差分電位を表す行列は、前記パターンおよび前記計測点ごとの前記差分電位の値を要素とする行列を含み、
前記ノイズ付加差分電位を表す行列は、前記パターンおよび前記計測点ごとの前記ノイズ付加差分電位の値を要素とする行列を含むことを特徴とする損傷検査システム。
IPC (2件):
FI (2件):
G01N27/20 Z
, G01N27/04 Z
Fターム (11件):
2G060AA10
, 2G060AF02
, 2G060AF07
, 2G060AF15
, 2G060AG13
, 2G060HC13
, 2G060HC15
, 2G060HC17
, 2G060HC22
, 2G060HD03
, 2G060KA13
引用特許:
引用文献:
審査官引用 (1件)
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A MUSIC-type algorithm for detecting internal corrosion from electrostatic boundary measurements
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