特許
J-GLOBAL ID:201803009154998422

エネルギデグレーダと、アクロマティックな最終のベンドシステムとを有する粒子治療用ガントリ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): アインゼル・フェリックス=ラインハルト ,  森田 拓 ,  前川 純一 ,  二宮 浩康 ,  上島 類
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-525347
公開番号(公開出願番号):特表2018-533437
出願日: 2016年10月28日
公開日(公表日): 2018年11月15日
要約:
本発明は、例えばヒト組織における癌治療のために、ビーム走査技術を用いて粒子ビームを投与する可動式のガントリ(2’)において、a)複数の四重極磁石を含む、加速粒子ビームのため入口区域(6)と、b)複数の双極磁石および四重極磁石と、任意選択的にビーム補正用の別の磁石とを含む、第1のベンド区域(8)および任意選択的に第2のベンド区域(12)と、c)複数の四重極磁石と、任意選択的にビーム補正用の別の磁石と、デグレーダ(D)とを含む輸送区域と、d)複数の別個のおよび/または組み合わせ型の双極磁石/四重極磁石/高次多極磁石を含む、アクロマティックな区域を形成する最後のビームベンド区域(16)であって、アクロマティックな前記最後のビームベンド区域(16)の全ての磁石は、前記デグレーダ(D)の下流に配置されており、アクロマティックな前記最後のビームベンド区域(16)における如何なる分散も、当該最後のビームベンド区域(16)が±5%を超える運動量アクセプタンスを有するように抑制されている、最後のビームベンド区域(16)と、e)横方向の走査を実施するために、アイソセンタにおいてビーム方向に対して垂直な方向にビームを偏向させる2つの別個のまたは1つの組み合わせ型の高速偏向磁石(K1,K2)を含む、走査区域(15)と、f)ビームノズルと、任意選択的にビーム処理装置、例えば別のビーム劣化要素またはビーム修正要素、および/またはビーム品質に関連するビーム検証要素とを含む、ビームノズル区域(18)とを含む、ガントリ(2’)を提供する。ガントリに取り付けられたデグレーダと、大きな運動量アクセプタンスを有するガントリのビーム輸送磁石の構成とを組み合わせることにより、ガントリにおける最後のベンド区域の磁場を変化させることなく、ガントリにおける最後のベンド区域のエネルギアクセプタンスを増加させ、患者における陽子エネルギの高速変化のような、新しい線量投与技術を実施する可能性が創造される。
請求項(抜粋):
例えばヒト組織における癌治療のために、ビーム走査技術を用いて粒子ビームを投与する可動式のガントリ(2’)において、 a)複数の四重極磁石を含む、加速粒子ビームの入口区域(6)と、 b)複数の双極磁石および四重極磁石と、任意選択的にビーム補正用の別の磁石とを含む、第1のベンド区域(8)および任意選択的に第2のベンド区域(12)と、 c)複数の四重極磁石と、任意選択的にビーム補正用の別の磁石と、デグレーダ(D)とを含む輸送区域と、 d)複数の別個のおよび/または組み合わせ型の双極磁石/四重極磁石/高次多極磁石を含む、アクロマティックな区域を形成する最後のビームベンド区域(16)であって、アクロマティックな前記最後のビームベンド区域(16)の全ての磁石は、前記デグレーダ(D)の下流に配置されており、アクロマティックな前記最後のビームベンド区域(16)における如何なる分散も、当該最後のビームベンド区域(16)が±5%を超える運動量アクセプタンスを有するように抑制されている、最後のビームベンド区域(16)と、 e)横方向の走査を実施するために、アイソセンタにおいてビーム方向に対して垂直な方向にビームを偏向させる2つの別個のまたは1つの組み合わせ型の高速偏向磁石(K1,K2)を含む、走査区域(15)と、 f)ビームノズルと、任意選択的にビーム処理装置、例えば別のビーム劣化要素またはビーム修正要素、および/またはビーム品質に関連するビーム検証要素とを含む、ビームノズル区域(18)と を含む、ガントリ(2’)。
IPC (1件):
A61N 5/10
FI (2件):
A61N5/10 M ,  A61N5/10 H
Fターム (4件):
4C082AC05 ,  4C082AE03 ,  4C082AG12 ,  4C082AP01
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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