特許
J-GLOBAL ID:201803012338578397

電動機の界磁位置誤差補正方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人綿貫国際特許・商標事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-241599
公開番号(公開出願番号):特開2018-098915
出願日: 2016年12月13日
公開日(公表日): 2018年06月21日
要約:
【課題】永久磁石界磁の初期位置検出信号の出力を簡単に評価できる方法を提供し、併せて初期位置検出信号に発生する誤差を補正する方法を提供する。【解決手段】MPU51は、永久磁石界磁の位置検出に際して通電パターンごとにオフセット誤差が生じている場合に測定された第1測定値又は第2測定値に補正係数Aを乗じてオフセット誤差を補正した補正値を求め、該補正値に基づいて永久磁石界磁の位置推定を行う。【選択図】図8
請求項(抜粋):
永久磁石界磁を有する回転子とスター結線された三相コイルU,V,Wを有する固定子を備え、定電圧直流電源を供給して120°矩形波通電により始動する電動機の界磁位置誤差補正方法であって、 三相ハーフブリッジ型インバータ回路を介して三相コイルに通電する出力手段と、 上位コントローラからの回転指令に応じて前記出力手段をスイッチング制御して励磁状態を切り替える制御手段と、 前記出力手段の接地側端子と接続し、コイル電流を検出する電流検出手段と、を備え、 コイル端からコモン側へ通電する場合を正方向とし、コモン側からコイル端へ通電する場合を逆方向として、電気角0°から始まる前記停止位置ごとにU相逆方向-W相正方向-V相逆方向-U相正方向-W相逆方向-V相正方向の順で通電する6通電パターンにおいて1相コイルを測定対象相とし、 電動機出力軸が解放された状態において、前記制御手段は、前記出力手段を制御して所定の通電パターンにて固定励磁して電気角0°から始まる電気角60°ピッチで自励位置決めするステップと、 各停止位置において測定対象相が1相通電となる3相センシング通電を行なって前記電流検出手段により検出されるコイル電流値を測定し第1測定値として記憶するステップと、 前記停止位置のまま反対方向に通電する3相センシング通電を行なって前記電流検出手段により検出されるコイル電流値を第3測定値として記憶するステップと、 前記停止位置から電気角90°回転させた位置へ自励位置決めして、第1測定値と同じ方向に通電する3相センシング通電を行なって前記電流検出手段により測定されるコイル電流値を第2測定値として記憶するステップと、 前記6通電パターンについてそれぞれ前記第1測定値、前記第2測定値及び前記第3測定値に相当する測定対象相のコイル電流値を取得して前記制御手段に記憶するステップと、 前記三相コイルに対する6通電パターンについて、任意の相の第1測定値又は前記第2測定値を基準値として残りの5相の測定値が等しくなるように通電パターンごとに補正係数Aを算出し、算出した補正係数Aを前記制御手段に記憶するステップと、を有し、 前記制御手段は、前記永久磁石界磁の位置検出に際して前記6通電パターンごとに測定された前記第1測定値又は前記第2測定値に前記補正係数Aを乗じてオフセット誤差を補正した補正値を求め、該補正値に基づいて前記永久磁石界磁の位置推定を行うことを特徴とする電動機の界磁位置誤差補正方法。
IPC (1件):
H02P 6/185
FI (1件):
H02P6/185
Fターム (20件):
5H560AA04 ,  5H560BB04 ,  5H560BB07 ,  5H560BB12 ,  5H560BB17 ,  5H560DA14 ,  5H560DB20 ,  5H560DC12 ,  5H560EB01 ,  5H560EC01 ,  5H560RR10 ,  5H560TT01 ,  5H560TT07 ,  5H560TT11 ,  5H560TT15 ,  5H560UA02 ,  5H560XA02 ,  5H560XA12 ,  5H560XA13 ,  5H560XB04
引用特許:
審査官引用 (3件)

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