特許
J-GLOBAL ID:201803013841437683
がんおよび他の病的状態における治療または治癒を提供する、システム、デバイスおよび方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件):
鮫島 睦
, 松谷 道子
, 櫻井 陽子
, 坂田 啓司
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-522871
公開番号(公開出願番号):特表2018-525437
出願日: 2016年07月22日
公開日(公表日): 2018年09月06日
要約:
健常なヒト細胞のDNAとは異なるDNA配列を有する細胞によって生じる病態の処置方法を提供する。本方法は、配列の相違のターゲティングを利用し、健常なゲノムには生じないDNAの切断をもたらし、これによって、標的DNAを含む細胞を、死滅または不活化させる。このようなDNA損傷をもたらす好ましいシステムは、CRISPRシステムであり、CASがCRISPRによって認識される配列に隣接するDNAを切断する。また、標的指向性核酸を設計および/または産生する方法およびコンピュータシステムを開示する。
請求項(抜粋):
動物(ヒトなど)の疾患を処置する方法であって、前記動物の健常細胞には存在しない、または実質的な量存在しない、少なくとも1つのDNA配列を含む細胞の優先的な死滅の誘導を含み、
1)少なくとも1つの発現ベクターであって、それぞれが、前記少なくとも1つのDNA配列のうち、少なくとも1つを特異的に認識する、認識分子をコードする、第1の核酸配列、および前記認識分子に前記少なくとも1つのDNA配列を含むDNAが結合した場合に、前記DNAを選択的に破壊する分子をコードする、第2の核酸配列を含む、有効量の少なくとも1つの発現ベクター、または
2)少なくとも1つの第1の発現ベクターであって、それぞれが、前記少なくとも1つのDNA配列のうち、少なくとも1つを特異的に認識する、認識分子をコードする第1の核酸配列を含む、有効量の少なくとも1つの第1の発現ベクター、および前記認識分子に前記少なくとも1つのDNA配列を含むDNAが結合した場合に、前記DNAを選択的に破壊する分子をコードする、第2の核酸配列を含む、有効量の少なくとも1つの第2の発現ベクター、または
3)前記少なくとも1つのDNA配列のうち、少なくとも1つを特異的に認識する、有効量の少なくとも1つの認識分子、および、前記認識分子に前記少なくとも1つのDNA配列を含むDNAが結合した場合に、前記DNAを選択的に破壊する、有効量の少なくとも1つの分子、または
4)前記少なくとも1つのDNA配列のうち、少なくとも1つを特異的に認識する、認識分子をコードする、核酸配列を含む、有効量の少なくとも1つの発現ベクター、および前記認識分子に前記少なくとも1つのDNA配列が結合した場合に、前記DNAを選択的に破壊する、有効量の少なくとも1つの第2の分子、または、
5)前記少なくとも1つのDNA配列のうち、少なくとも1つを特異的に認識する、有効量の少なくとも1つの認識分子、および前記認識分子に前記少なくとも1つのDNA配列を含むDNAが結合した場合に、前記DNAを選択的に破壊する分子をコードする、核酸配列を含む、有効量の少なくとも1つの発現ベクター、を投与することによる方法であって、
1)〜5)のいずれかで定義された、前記ベクターおよび/または分子の投与が、前記細胞を死滅または中和させる程度まで、前記少なくとも1つのDNA配列を含む核酸分子の破壊をもたらす、方法。
IPC (9件):
A61K 48/00
, A61P 35/00
, A61P 33/00
, A61P 31/12
, A61P 31/10
, A61P 31/04
, A61K 38/46
, A61K 31/710
, G06F 17/30
FI (10件):
A61K48/00
, A61P35/00
, A61P33/00
, A61P31/12
, A61P31/10
, A61P31/04
, A61K38/46
, A61K31/7105
, G06F17/30 417
, G06F17/30 350C
Fターム (26件):
4C084AA13
, 4C084BA01
, 4C084BA08
, 4C084BA22
, 4C084BA44
, 4C084CA04
, 4C084DC22
, 4C084NA14
, 4C084ZB261
, 4C084ZB262
, 4C084ZB331
, 4C084ZB332
, 4C084ZB351
, 4C084ZB352
, 4C084ZB371
, 4C084ZB372
, 4C086AA01
, 4C086AA02
, 4C086EA16
, 4C086MA02
, 4C086MA04
, 4C086NA14
, 4C086ZB26
, 4C086ZB33
, 4C086ZB35
, 4C086ZB37
引用特許:
審査官引用 (8件)
-
大腸癌の予測方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願2006-086448
出願人:株式会社DNAチップ研究所, 日立ソフトウエアエンジニアリング株式会社
-
胃癌における遺伝子発現プロファイル
公報種別:公表公報
出願番号:特願2003-559319
出願人:ジーンロジックインコーポレイテッド, エルジーバイオメディカルインスティテュート
-
小細胞肺癌の診断方法
公報種別:公表公報
出願番号:特願2008-503310
出願人:オンコセラピー・サイエンス株式会社
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引用文献:
審査官引用 (1件)
-
Nature, 2010, 463(7278), 191-196, page 1-14
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