抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,薄い油膜形成によって制限される金属成形プロセス用に有用な潤滑油を評価することを目的とする。銅製品用の潤滑油のトライボロジー特性を,一連の面歪冷間押出実験を実施することで評価した。テーパーダイスと平板工具の組合せの小さな押出比1.1の押出装置を,異なる潤滑油の使用に起因する塑性変形の量を測定するために用いた。塑性変形程度の変化,押出荷重,および摺動摩擦によるビレットの表面状態を,潤滑油タイプおよびテーパーダイスの試験表面上の初期油膜質量に依存して調べた。ビレットはOFC:無酸素銅,C1020(JIS)でできており押出装置はSKD11(JIS)でできていた。二種類の異なる鉱油;パラフィン系鉱油とナフテン系鉱油を実験の試験潤滑油として用い,五つの異なる粘度級油を各鉱油から調製した。パラフィン系鉱油を用いたときのビレットの変形域中の塑性変形の量はナフテン系鉱油のものより大きく,押出荷重に対する塑性変形の比率の差異はビレットの表面近傍の塑性変形に影響することを見出した。(翻訳著者抄録)