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J-GLOBAL ID：201602285494133754   整理番号：16A0688241

押出しを利用した銅の冷間塑性加工用潤滑剤評価

Evaluation of Tribological Characteristics of Lubricants for Cold Metal Forming of Copper Product by Extrusion Test

著者 (5件)： 上谷俊平 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  白山瞬 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  筆坂己楠 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  高木浩二 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  高木浩二 (トヨタ自動車九州)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 55  ページ： 229-233  発行年： 2016年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 工具と潤滑油,被加工材の組合せをより適したものにすることで,金型寿命はもとより,製品品質や製品表面性状の改善が可能となる。よって潤滑油の特性を知り,適材適所で使用するための潤滑剤の潤滑性能評価は重要である。そこで本研究では,平面工具とテーパダイからなる押出し加工装置を使用し,グリース系潤滑剤3種類(G1,G2,G3),鉱油3種(P,N,L),植物油1種類(PM),合成油1種類(TO)を試験用潤滑油とし,無酸素銅を被加工材として冷間平面ひずみ押出し加工実験を行った。その結果,1)押出荷重は無潤滑ULが最も高くなり,潤滑剤G1-1.0が最も低くなった。2)塑性変形領域面積は鉱油系のP,Lと合成油TOが大きくなり,無潤滑ULが最も小さくなった。3)押出荷重に対する塑性変形領域面積の大きさの割合が大きくなった潤滑油はP,L,TOであり,ULと潤滑油G2,PMは他の潤滑油よりも塑性変形領域面積の割合が小さくなった。などの知見を得た。

シソーラス用語： 塑性加工 ,  *潤滑剤 ,  石油 ,  植物油脂 ,  グリース ,  荷重 ,  荷重-変形関係 ,  表面性状 ,  押出ダイス ,  *無酸素銅 ,  ビレット ,  塑性変形 ,  トライボロジー ,  合成油 ,  鉱油
準シソーラス用語： 押出ダイ ,  鉱油類

分類 (2件)： 押出  (WC04020A) ,  各種石油製品及びその製造一般  (YF02071R)

引用文献 (9件)：

• 日本塑性加工学会編:プロセストライボロジー,コロナ社,(1993),1-3.
• 青木勇,高橋俊典:塑性と加工,36(1995),749-754.
• 杉井秀夫:トライボロジスト,55(2010),860-866.
• 田淵和彦:潤滑,24(1979),643-647.
• S. Kamitani, K. Nakanishi, Y.-M. Guo, M. Ozaki, Y. Honda : Proc. 10th International Conference on Technology of Plasticity, ICTP2011, (2011), 176-181.

タイトルに関連する用語 (5件)： 押出し ,  銅 ,  塑性加工 ,  潤滑剤 ,  評価