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J-GLOBAL ID：201902218594881636   整理番号：19A2840339

コンクリート構造物の表面塩化物イオンの二次元イメージングシステムの開発

DEVELOPMENT OF TWO-DIMENSIONAL IMAGING SYSTEM OF SURFACE CHLORIDE ION OF CONCRETE STRUCTURE

著者 (8件)： 榊原洋子 (香川大学大学院工学研究科 安全システム建設工学専攻) ,  我部山喜弘 (香川大学大学院工学研究科 安全システム建設工学専攻) ,  岡崎慎一郎 (香川大学 創造工学部 建築・都市環境コース) ,  金崎浩司 ((株)日進機械) ,  濱田一志 ((株)日進機械) ,  和田健司 (香川大学 医学部) ,  石丸伊知郎 (香川大学 創造工学部 機械システムコース) ,  西藤翼 (香川大学 医学部)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 75  号： 2  ページ： I_157-I_162(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,結像型二次元フーリエ分光法技術を用いて,小型で除震不要な近赤外分光システムを試作し,コンクリート表面の全塩化物イオン濃度の二次元イメージングの現場での適用性を念頭に,従来のシステムの改良と,現場での測定に関して検討を行うものである.種々の検討の結果,屋外で太陽光の影響を受ける環境下では,アシスト光源とローカットフィルタを用いることを確認した.また,光源および測定対象が測定可能となる位置関係を把握した.吸光度とコンクリートの塩化物イオン濃度に関する検量線を作成し,塩化物イオンの二次元イメージングが,現場にて,短時間で概ね問題なく塩化物イオン濃度の二次元イメージングが可能であることを確認した.(著者抄録)

シソーラス用語： コンクリート構造物 ,  *アニオン ,  *表面 ,  画像 ,  *画像処理システム ,  開発 ,  近赤外分光分析 ,  イオン濃度 ,  検量線 ,  吸光度 ,  計測 ,  塩害 ,  フィルタリング
準シソーラス用語： *イメージングシステム ,  *コンクリート表面 ,  システム開発 ,  フィルタ処理 ,  二次元イメージ ,  *塩化物イオン ,  近赤外分光 ,  現場計測

著者キーワード (5件)： Near infrared spectroscopy ,  Two-dimensional imaging ,  Chloride ion concentration ,  Friedel’s salt ,  Nondestructive inspection

分類 (2件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  港湾施設,港湾工事  (RC15020H)

引用文献 (5件)：

• 1) 金田尚志:マルチスペクトル法によるコンクリートの劣化物質検出手法の開発,東京大学学位論文,2004
• 2) 金田尚志,石川幸宏,魚本健人:近赤外分光法のコンクリート調査への応用,コンクリート工学,Vol. 43,No. 3,pp. 37-44,2005
• 3) 戸田勝哉,中村善彦,倉田孝男:分光分析法を用いたコンクリート劣化診断システムの開発,IHI技報,Vol. 52,No. 1,pp. 53-58,2012
• 4) 中島良光,白根勇二,末永怜士,半谷一晴,先村律雄:近赤外線分光分析を用いたコンクリート表面塩化物イオン量の調査システムの開発とRC構造物の維持管理への適用,前田技術研究所報,Vol. 57,p. 6,2016
• 5) Y. Inoue, I. Ishimaru et al.:Variable phase-contrast fluorescence spectrometry for fluorescently stained cells, Applied Physics Letters, 89, 121103, 2006

タイトルに関連する用語 (4件)： コンクリート構造物 ,  塩化物イオン ,  イメージングシステム ,  開発