文献

J-GLOBAL ID：201902219319062281   整理番号：19A0895994

OpenFlowを用いた利用者にとって利便性の高い大規模組織向け仮想ネットワーク構成方式の提案

著者 (2件)： 古賀歩 (大阪市大 大学院創造都市研究科) ,  石橋勇人 (大阪市大 大学院工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 118  号： 480(SITE2018 68-87)  ページ： 329-334  発行年： 2019年02月28日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在の組織内ネットワークは,主に管理上あるいはセキュリティ上の理由によって,いくつかのネットワークに分割して構築される.これは通常VLANの形で実現されるが,VLAN間のアクセスを目的に応じて制限することによってセキュリティを高めたり,1つのネットワークに接続される機器台数を制限することによって管理を容易にしたりすることができる.しかし,ネットワーク間のアクセス制限の敷居を高くしてしまうと,セキュリティ上は安心であるが,複数のネットワークへの接続を必要とするユーザの利便性が下がってしまう.また,大規模組織においてネットワークの細分化を徹底すると,IEEE 802.1Qに基づくVLAN技術ではネットワークの数が不足する場合がある.本稿では,SDN(OpenFlow)を用いることによってこういった問題を解決可能なネットワーク構成方式を提案する.(著者抄録)

シソーラス用語： *イントラネット ,  分散処理 ,  *LAN【通信】 ,  仮想回線 ,  *アクセス制御 ,  セキュリティ ,  接続品質 ,  *転送制御 ,  *ネットワークアーキテクチャ ,  IEEE規格 ,  認証
準シソーラス用語： 分散ネットワーク ,  *VLAN ,  *ネットワークセキュリティ ,  SDN ,  *OpenFlow ,  仮想ネットワーク ,  ネットワーク仮想化 ,  IEEE 802 ,  ネットワーク設計

分類 (2件)： 計算機網  (JC03000K) ,  データ保護  (JD01020V)

引用文献 (7件)：

• Mckeown, N.: OpenFlow: Enabling innovation in campus networks, SIGCOMM Computer Communication Review, Vol. 38, pp. 69-74 (2008).
• 近堂 徹,田島浩一,岸場清悟,岩田則和,相原玲二:自動構成機能を有する大規模キャンパスネットワーク管理システムの実装と評価,情報処理学会論文誌,Vol.57,No.3,pp.998-1007(2016).
• 近堂 徹,田島浩一,吉田朋彦,岸場清悟,岩田則和,西村浩二,相原玲二:アクセス制限機能を提供するキャンパスネットワークの実装と評価,学術情報処理研究,Vol.21,No.1,pp.36-43(2017).
• 橋本直樹,園生 遥,牛込翔平,菊田 宏,永園 弘,廣津登志夫,新村正明:OpenFlowによる認証基盤と連携したネットワークアクセス制御の実現(技術と社会・倫理),電子情報通信学会技術研究報告,Vol.113,No.442,pp.133-138(2014).
• 浜元信州,井田寿朗,齋藤貴英,酒井秀晃,小田切貴志,横山重俊:動的VLANを利用した全学認証ネットワークの構築,学術情報処理研究,Vol.20,No.1,pp.65-74(2016).

タイトルに関連する用語 (6件)： OpenFlow ,  利便性 ,  大規模 ,  組織 ,  仮想ネットワーク ,  提案