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J-GLOBAL ID：201902220269102320   整理番号：19A1167354

生産規模の異なる2工場で生産された合板の環境影響の比較

A Comparison of the Environmental Impact from Two Plywood Factories that Differ in Production Scale

著者 (2件)： 高村秀紀 (信州大学工学部建築学科) ,  吉岡耕 (信州大学工学部建築学科)
資料名： エネルギー・資源学会論文誌(Web)  (Journal of Japan Society of Energy and Resources (Web))
巻： 38  号： 6  ページ： 1-8(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1583A  ISSN： 2433-0531  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 環境影響を研究し評価する目的で,生産規模が異なる2つの合板工場の調査を行った。1つの工場(工場A)は,より小規模の工場であり外材および国産材から作られた合板を扱い,他の工場(工場B)は国産材だけから作られた合板を扱う,より大規模な工場である。歩留まりを計算し,合板工場で使用されるエネルギーを測定した。次に,合板生産からの立方メータ当たりCO₂排出量を計算した。著者らは,2つの異なる生産規模の工場における合板1立方メータ生産中のCO₂排出を比較した。工場Aからの合板生産の立方メータ当たりCO₂排出量は180kg-CO₂/m³であり,工場BからのCO₂排出量は190kg-CO₂/m³であった。製造プロセスからのCO₂排出量の差は大きいが,全体のCO₂排出量の差はそれほど大きくない。最後に,2つの異なる生産規模の工場からの2種の異なる木材を用いて戸建て木造住宅を建設する際の環境影響の違いを計算した。その差は0.380t-CO₂である。その差はそれほど大きくない。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *合板 ,  *環境影響 ,  *生産工場 ,  依存性 ,  規模 ,  木材 ,  歩留り ,  エネルギー消費 ,  *二酸化炭素排出量 ,  生産工程 ,  独立住宅 ,  木造住宅 ,  燃料 ,  輸入 ,  質量 ,  国産材 ,  スケール依存性
準シソーラス用語： 規模依存性 ,  使用エネルギー ,  燃料消費量

分類 (2件)： 改良木材  (FF05033J) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (18件)：

• 1) 農林水産省 HP:木材の利用拡大(1)環境にやさしい木材の利用 http://www.maff.go.jp/hakusyo/rin/h16/html/sb1.5.3.htm(アクセ ス日 2016.12.1)
• 2) 川鍋亜衣子,他 4 名:木造住宅の国産・輸入製材の生産から施工地運搬までの二酸化炭素排出量と算定上の問題整理,日本建築学会技術報告集, 16-32(2010),37-42.
• 3) 大和田拓馬,他 3 名:国産丸太の LCA による環境影響評価, 第 7 回日本 LCA 学会研究発表会講演要旨集,(2012),90-91.
• 4) 山形龍一,他 2 名:長野県産スギ,カラマツのカーボンバラ ンスの算出 地場産材を使用した住宅における木材のライフサイクルアセスメントに関する基礎調査その 2,日本建築学会環境系論文集, 74-645(2013),1261-1267.
• 5) 大城賢,伊香賀俊治,本藤祐樹:輸入木材の LCA データベースの構築,日本建築学会技術報告集,16-33(2010),609-614.

タイトルに関連する用語 (4件)： 規模 ,  工場 ,  合板 ,  環境影響