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J-GLOBAL ID:201902223265772932   整理番号:19A2480159

千葉県君津市川谷地域に露出する中部更新統柿ノ木台層から産出する冷湧水化石群集:その時空分布と共産する自生炭酸塩

Cold-seep-dependent fossil assemblages in the middle Pleistocene Kakinokidai Formation at Kawayatsu, Kimitsu City, Japan: Their temporal-spatial distribution and associated authigenic carbonates
著者 (18件):
資料名:
巻: 125  号:ページ: 655-683  発行年: 2019年09月15日 
JST資料番号: F0528A  ISSN: 0016-7630  CODEN: CHTZA5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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冷湧水性群集が房総半島の中部更新統柿ノ木台層の陸棚相から産出する.群集は,化学合成二枚貝類から排他的になり,著しく13Cに枯渇した自生炭酸塩と共産することから,AOM(嫌気的メタン酸化)に依存していたと考えられる.自生炭酸塩は巣穴壁面と巣穴周囲の堆積物中に沈殿し,巣穴からスナモグリ類の爪化石と糞化石が産出することから,これらはスナモグリ類の巣穴であると考えられる.スナモグリ類はメタン生成帯まで巣穴を堀り,海水を巣穴深部へ供給し,AOMを活性化させることによって巣穴中の硫化水素イオン濃度を上昇させた.溶存酸素濃度が高い巣穴浅部では,硫黄酸化菌が繁茂し,スナモグリ類の食糧となった.巣穴深部では,浮遊する生物源炭酸塩などを核とした針状アラゴナイトが重力方向に沈下して炭酸塩ジオペタル状構造を形成し,巣穴周囲の堆積物中では,リン酸イオン濃度の上昇により高Mgカルサイトが,また硫酸イオンの枯渇によりドロマイトが沈殿した.(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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第四紀  ,  新生代 
引用文献 (94件):
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